盆明け後の晴れた涼しめの平日夕方は「道草アンテナ調整タイムにしたい!」と思ってやっている。前回は、気になっていた10MHz用アンテナの調整を終えたので、「次は、7MHzか14MHzのアンテナにしますか~。」と思ったのに、間抜けなことにチェックケーブルを車載していなかった。
でも折角の晴れた夕方なので、「急いでいないバンドでもイイので、何か調整するぞ!」となり、アンテナとチェックケーブルの両方を車載していたHFB-15@21MHzを調整することにした。
測定条件などは、ケーブル長さ≒150mmのMAT50×2枚、21MHz用のチェックケーブル、1つ型遅れのCOMET製アンテナアナライザーで、帯域は、SWR≦1.5の範囲、ねらいf0=21.200MHzとした。
新規のアンテナであればエレメント最短状態からスタートにするが、今回は盆中に調整を終えた状態から始める。具体的には、エレメント最短から33mm伸ばした状態で、結果は、f0=21.125MHz、SWR≒1.01、Z≒50Ω、帯域=20.898~21.352MHz(21.125MHz±227kHz)であった。単純比較だが、MAT50×1枚の時に対してf0が70kHz低く出た。
この後は前回の調整実績も踏まえて、エレメント長さを-5mm(=最短長さから28mm伸ばした状態)にして2回目の測定。結果は、f0=21.177MHz、SWR≒1.01、Z≒50Ω、帯域=20.950~21.404MHz(21.177MHz±227kHz)であった。ここで、「これだけの帯域があるんだったら、ねらいf0を意図的に気持ち低くして、CWに対応させるのもアリじゃないかい?」という欲張りプランが頭を過る。
「でも、SSBでバンバン(←“バッチリ”の富山弁)にするのも捨て難いから、もう少し上げてみるか。」となり、更にエレメント長さを-1mm(=最短長さから27mm伸ばした状態)にして3回目の測定。結果は、f0=21.192MHz、SWR≒1.01、Z≒50Ω、帯域=20.966~21.418MHz(21.192MHz±226kHz)であった。
この状態で主要な周波数を順に測定してみた。その結果を抜粋すると、
・21.050MHz:SWR≒1.24、Z≒68Ω(国内コンテストでCWの下限周波数)
・21.250MHz:SWR≒1.05、Z≒46Ω(国内、DXとも頻繁に聴こえる周波数付近)
・21.350MHz:SWR≒1.25、Z≒36Ω(国内コンテストでSSBの下限周波数)
となり、当初のねらいf0より少し低いけど、CW側のSWR値をキープするプランに変更して作業終了とした。
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MAT50×2枚状態で2本目となる21MHz用アンテナ調整を終えたが、傾向は10MHzと同じになった。やっぱりメーカーが言ってるように低い周波数でないと違いが僅かしかないのかな?でも、アース(静電容量結合)が強化されているはずなので、例えばノイズに強いとか、エネルギー効率が上がるとか、分かりにくくても何かメリットは有るはずと信じて遊んでいきたいと思う。
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