元々このアンテナは、エレメント延長Ver.の24MHz用アンテナにするつもりで購入した。しかし過去記事のように、21MHzが半ズッコケ状態で、24MHzは更にズッコケてしまった。これらのズッコケ現象に対して「じゃあ28MHzはどうなん?」となり、当初のプランを変更して標準の使い方となる28MHz用として測定&調整を始めた。
と言うことで、測定はアンテナアナライザーを使って、28MHz用のアンテナチェックケーブルを使用していく。なお、SWRとZはf0における値で、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらい周波数は特に決めずに、まずは「そもそも今の環境で28MHzは立ち上がるのか?」を確かめることにした。
まずはデフォルト状態、標準エレメントを目いっぱい挿し込んで測定。結果は、f0=30.025MHz、SWR≒1.01、Z≒51Ω、帯域=29.642~30.408MHz(30.025MHz±383kHz)であった。f0は高過ぎだけど、これだけの帯域があればFMのシンプレックスの範囲などは網羅できそうだね。
次に標準エレメントを目いっぱい@105mm伸ばして測定。結果は、f0=28.643MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=28.272~29.014MHz(28.643MHz±371kHz)であった。ちなみに28.450MHzで、SWR≒1.14、Z≒63Ωだったので、この状態でキープすることにして作業終了とした。
上記の結果から、CWまで持っていくには更に長いエレメントを別に準備しないとダメっぽい。この点は残念(と言うか、「市販品としてどうなん?」という思いはゼロではない。)だが、現環境で28MHzが立ち上がることは確認できた。
とりあえず、SSBの普段使い&国内コンテストの両方に対応するアンテナと言うことでCONDXを見ながら使っていこうと思う。
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