このアンテナと、このコイルのみの組合せをネタにした記事は、これで3件目だ。でもおそらく、現車@シエンタ&普段のSSB運用をターゲットにするものに限定すれば、これで一区切りになるはずだ。今回は従来に増して、そう願いながら作業を進めていった。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・装着コイル :垂直方向に14MHz用のみ
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :14MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
・その他 :ほぼステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=14.145MHz付近
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今までの経緯は、①クローゼットからHV-7発見、②7MHz&14MHzのデュアルバンドホイップ化、③走行テスト、④デュアルバンド化断念、⑤タテ向きコイルで状況把握測定、⑤ステルス化、とやってきた。そして今回は、⑥ステルス化後にタテ向きコイルで測定&調整となる。
早速、エレメントが⑤の状態のままで測定。結果はf0=14.185MHz、SWR≒1.05、Z≒51Ω、帯域=14.150~14.220MHz(14.185MHz±35kHz)であった。ステルス処理前のf0との差は-6kHzとなり、これまでのアンテナと同じくマイナス方向には振れたものの、誤差レベルと言ったら言った感じの値に留まった。
今回のねらいf0は現状f0より低いため、エレメントを伸ばすことになる。これまでの測定記録を踏まえ、2mm伸ばして測定。結果はf0=14.142MHz、SWR≒1.05、Z≒51Ω、帯域=14.107~14.177MHz(14.142MHz±35kHz)となり、予想より若干低めに出た。
でも、カット長さに対する変化量のバラツキが大きくて、今も単位長さ当たりの変化量を見極め切れていないので、2回目の結果を踏まえて手持ちのスペアエレメントで2mm長いエレメントを両頭グラインダーで加工し、これを本チャンエレメントにするつもりで3回目の測定。結果はf0=14.146MHz、SWR≒1.00、Z≒52Ω、帯域=14.110~14.182MHz(14.146MHz±36kHz)となり、ねらいf0+1kHzまで近づけたので作業終了とした。
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と言うことで、ステルス処理した14MHz普段SSB用トップローディングホイップアンテナが立ち上がった。このアンテナ、③走行テスト時に中~長距離エリアの信号をHF20FXと比べてS1~2程度強く受信できていたので、秘かに期待している。面白い結果が訪れますように…。
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