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今日も私のFT-850について書いてみようと思う。前回は主に電信に関する内容だったが、今日は電話について書いてみようと思う。
この頃(発売:1991年~)のYAESU製HF機は、なぜかFMがスーパーナロー仕様(占有周波数帯幅±2.5kHz)ばかりである。占有周波数帯幅が狭いと、送信時のパンチ力が少ない印象を拭えない。パンチ力と言っても送信出力やアンテナで解決できる話ではない。全てのFM送受信回路がスーパーナローにならない限りは潜在的な問題だと思う。
一方、SSBについては、比較的使いやすいと思う。ボタン1つでメータをALCに切り替えることができるので、ある程度の音声入力の状況は簡単に確認できる。しかし送信の様子はモニタ機能が無いので、別に受信機を使わなければ確認ができない。これはこのクラスの当時の水準なので仕方が無いことだろう。
さてSSBフィルタだが、標準フィルタと交換することで1個装着できる。私の場合、FT-900やFT-847などで採用されている、コリンズの2.6kHzを装着している。(CWの話でも触れたが、購入が2005年なので、このようにしてみた。)標準オプションではハイシャープフィルタなるものが設定されているが、これはおそらくナロー系のフィルタだろう。2.6kHzだと受信の帯域も広くなるので、DXやパイルアップには不向きというご意見もあるのは承知しているが、目的がDXではなく少しでもピュアな送信音質とすることなので、個人的には納得している。
結果、送信音は定かではないが、受信音は予想どおりの音質を得ることができた。とは言うものの、現状は主にFT-1021XでSSBの運用を行っているので、このリグはどうしてもCWで使うことがほとんどとなっている。まぁ、気が向いた時に使うことにしよう。
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