自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

夏休み・・・終

2012-08-17 21:16:00 | 旅行
アキカラマツ[秋唐松](キンポウゲ科)
山野の日当たりのよい草地に生える多年草。葉は2~4回三出複葉で互生します。
小葉は先端が3裂か5裂することが多く、裏面は淡緑色です。
7~9月、円錐状の花序に、花弁はなく、黄緑色の雄しべを多数つけた小さな花をつけます。蕚片は4個で淡紫色ですが、早く落ちてしまうそうです。
2泊3日で行った東北の旅、最終日は仙台市内の観光です。
朝一番に行ったのは、子供たちから唯一リクエストのあった地底の森ミュージアムです。
ここは、2万年前の旧石器時代の遺跡面を現地で保存し公開しているところなのです。
旧石器時代に生きた人達の活動跡と森林跡が一緒に見つかり、その一部を薬品処理して保存し、その上にミュージアムの建物で覆っています。前日に行った中尊寺の金色堂を思い出してしまいました。
見学を終えて、建物から出てきたら、アキカラマツの花が私たちを迎えてくれました。
この地面の下には、上から順に近世・中世・平安時代・古墳時代・弥生時代の水田跡、植物の根や茎がよく残っている土、縄文時代の穴や倒木の跡、さらに2m下から、約2万年前の旧石器時代に生きた人達の活動跡と森林跡が眠っています。
このアキカラマツは、そんなことも知らずに生えているのでしょうが、不思議な思いでこの場所を後にしました。

地底の森ミュージアム

8月中旬 仙台市内にて

コメント (14)
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