コシロノセンダングサ[小白栴檀草](キク科)
この季節、道端などでもよく見かけるセンダングサの仲間です。
一見ひとつの花に見えるこの花は、頭花といって、小さな花(小花)の塊です。
花弁状についているのは舌状花といって、一つ一つが花になります。中央に集まるのは筒状花です。これもたくさん集まっていますね。舌状花は多くの場合、花を目立たせて、昆虫達をおびき寄せる手段だといわれています。
キク科の植物は、小花をたくさんつけて効率的に種子を作っているのです。
よく見かけるコセンダングサには、舌状花は無く筒状花だけです。タンポポの仲間は、舌状花の集まりになります。
よく晴れた秋の草はらで、この花の数を数えるのも楽しいかもしれませんね。
2011年の花
10月上旬 横浜市内にて