自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

役に立つもの・・・ヌルデ

2012-10-24 20:41:00 | お散歩
ヌルデ[白膠木](ウルシ科)
川沿いの道を歩いていると、ヤブガラシやノブドウに覆われたヌルデに出会いました。
ブドウ科の茂みを抜け出た枝には、小さな実が一杯付いていました。この実は熟すと酸塩味のある白い粉に被われるそうで、信州ではかつてこれを塩の代用としたそうです。

10月上旬 横浜市内にて

こちらは別の場所で出会ったヌルデです。先駆性樹木であるヌルデは、川原や林縁の土手など、日当たりのよいところでよく見かけますね。
時々このような物を見ることがありますが、これは実ではなく虫こぶです。以前にも載せましたが、この虫こぶを「五倍子」といい、これからタンニンを採取し、インクや薬の原料として用いました。
実と虫こぶ、どちらも役に立つものですね。

ヌルデの花

10月中旬 横浜市内にて

コメント (13)
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