ハクモクレン[白木蓮](モクレン科)
中国原産の落葉小高木。葉は互生し広倒卵形で先は尖り、縁は全縁です。
3~4月、葉の展開に先立って白色の花を上向きに咲かせます。花弁は6個で、ほぼ同長の萼片が3個あります。
この蕾を開花する前に採取して、日干しにしたものを「辛夷(シンイ)」と言って鎮静や鎮痛に用います。日本では同属のコブシやタムシバの蕾を「辛夷」として用いますが、中国ではこのハクモクレンが基原植物の一つとして用いられます。「辛夷」と表記すると中国ではハクモクレンを指しますが、日本ではコブシの事を指します。生薬名はどちらも「辛夷」なので紛らわしいですね。
生薬名はこのように日本と中国で同じ表記をしていても違う植物の事を指すことが多々あるようです。中国などに旅行へ行った時、生薬を購入することはないでしょうが、注意しておくことが必要ですね。
コブシの蕾
10月下旬 横浜市内にて
中国原産の落葉小高木。葉は互生し広倒卵形で先は尖り、縁は全縁です。
3~4月、葉の展開に先立って白色の花を上向きに咲かせます。花弁は6個で、ほぼ同長の萼片が3個あります。
この蕾を開花する前に採取して、日干しにしたものを「辛夷(シンイ)」と言って鎮静や鎮痛に用います。日本では同属のコブシやタムシバの蕾を「辛夷」として用いますが、中国ではこのハクモクレンが基原植物の一つとして用いられます。「辛夷」と表記すると中国ではハクモクレンを指しますが、日本ではコブシの事を指します。生薬名はどちらも「辛夷」なので紛らわしいですね。
生薬名はこのように日本と中国で同じ表記をしていても違う植物の事を指すことが多々あるようです。中国などに旅行へ行った時、生薬を購入することはないでしょうが、注意しておくことが必要ですね。
コブシの蕾
10月下旬 横浜市内にて