自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

開けた所で・・・

2017-08-16 19:02:00 | お散歩
ベニバナボロギク[紅花襤褸菊](キク科)
日本の暖地に第2次世界大戦以降広がった、山地や空き地など日当たりの良い場所に生えるアフリカ原産の1年草。茎は直立、分枝し高さ30~80cm。葉は互生し倒卵形で、下部の葉は不規則な羽状に分裂し、短い柄があり茎を抱きません。
8~10月、茎先に総状花序をだし、花序の先がうなだれるように垂れ、下向きに頭花を付けます。
頭花は筒状花のみからなり、基部は白く、先は朱赤色をしています。花柱の先は2裂し、裂片は細く伸びて先はくるりと巻いています。
間伐されて明るくなった林縁で、ベニバナボロギクがたくさん花を付けていました。既に白い冠毛の姿も見られます。
この様な明るくなった所で、急速に繁殖し、元の植生が回復すれば消滅します。この花の姿をここで見るのも今年限りかもしれません。
春に若葉や若芽を摘み取って湯がいて食すと、春菊の様な味と香りが楽しめるそうです。
いつか機会があれば試してみたいですね。

8月上旬 横浜市内にて

コメント (10)
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