自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

食べ頃・・・カキドオシ

2008-03-26 21:38:00 | お散歩
カキドオシ[垣通し](シソ科)
野原や道端などに生えるつる性の多年草。茎は花期には直立しますが、その後つる状になって地面を這います。4~5月、葉のわきに長さ約2cmの淡紫色の唇形花を咲かせます。
林際の草地で、枯れ葉の中に小さな花を見つけました。葉が展開しきっておらず、何の花かと思いましたが、カキドオシでした。
この腎円形で鈍い鋸歯のある葉は、食べられるそうです。茹でてもいいそうですが、大きめの葉を天ぷらにすると美味しいそうです。
以前にも載せましたが、開花期の全草を採って干し、子供の癇を鎮めるのに用いていたそうです。別名「カントリソウ」、身近な薬草だったのですね。
3月下旬 平塚市内にて 
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道端で咲く・・・ニリンソウ

2008-03-25 21:00:00 | お散歩
ニリンソウ[二輪草](キンポウゲ科)
林の中の道端で、一輪だけ咲いていました。単純にイチリンソウかと思っていましたが、どうやらニリンソウのようです。イチリンソウの茎葉は有柄で、ニリンソウは無柄です。この写真ではよく分かりませんが、確かにこの花の茎葉は無柄でした。葉の切れ込みも違うみたいですね。
以前にも載せましたが、ニリンソウといっても花の数は1~4個で、必ずしも2つ咲くとは限らないそうです。
イチリンソウはまだ見たことがないので、早とちりをしてしまったみたいです。
そのうち、イチリンソウにも出会えるでしょうか・・・・・

3月下旬 平塚市内にて 
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春に咲く・・・ヒメウズ

2008-03-24 16:53:00 | お散歩
ヒメウズ[姫烏頭](キンポウゲ科)
山麓の草地や道端などに生える多年草。茎は繊細で、軟毛があります。高さは15~30cm、根生葉は有柄の3出複葉で、小葉は短い柄があり、2~3裂し、裂片はさらに2~3裂します。
3~5月、茎先に花柄を出し、径約5㎜のやや紅色を帯びた白色の花をつけます。
名の由来は「小さな烏頭(=トリカブト)」で、有毒植物です。

花を下向きにつけるので、正面の写真が思うように撮れませんでした。なんとか分かる1枚を載せておきます。

先週末は天気が良かったので、相模湾を見下ろせる山へ、家族でちょっとハイキングに行ってきました。
ヒメウズは横浜でも見られるみたいですが、私はまだ出会ったことがありません。見てみたいなぁと思っていたので、満足できた一日でした。。。。。
3月下旬 平塚市内にて 
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芽吹き・・・ニワトコ

2008-03-23 21:13:00 | お散歩
ニワトコ[庭常](スイカズラ科)
山野に生える落葉低木。葉は奇数羽状複葉で互生し、葉柄や若い枝は緑色で草のような質感があります。
枝や幹を乾燥させたものを「接骨木(セッコツボク)」といい、煎じて骨折や打撲傷に塗布して用います。
また、茎の中心部にある髄を乾燥させ、植物試料のプレパラートを作成するときに用いるそうです。
花期は4~5月、枝先に円錐花序を出します。
葉の芽吹きとともに顔を出した蕾です。もうそろそろ花を咲かせてくれることでしょう。
夏が来る前に果実を実らせます。花も果実も観察できるといいのですが・・・・・
同属の草本に「ソクズ(クサニワトコ)」があります。こちらは去年、果実を観察できたのですが、今年は花を見てみたいです。

3月中旬 横浜市内にて 
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綿毛も飛んで、春・・・コウヤボウキ

2008-03-22 21:36:00 | お散歩
コウヤボウキ[高野箒](キク科)

11月に花を咲かせ、2月には綿毛をつけていたコウヤボウキも、今では綿毛も飛び去り、こんな姿になっていました。まるでドライフラワーのように見えますね。

枯れてしまったように見えますが、よく見ると細かい毛を身にまとった新芽が出ています。
春を迎え、コウヤボウキの新たな1年が始まります。。。。。

3月中旬 横浜市内にて 
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