花咲いて・・・ニワトコ

ニワトコ［庭常］（スイカズラ科）

先月、蕾を膨らませていたニワトコも花を咲かせたようです。
柔らかそうな葉も展開しています。
奇数羽状複葉のニワトコですが、小葉の枚数は、花の付く枝では、２～３対、付かない枝では３～６対と多くなる傾向があるそうです。

ひとつの花は小さく車状で、この様に多数が総状または集散状につきます。小さく目立たぬ花も、たくさん集まってつくと目に付きますね。
６月の終わり頃には、赤い液果状の核果をつけるので、その頃また見に行ってみたいと思っています。
４月上旬　横浜市内にて　

春風に揺られて・・・タチツボスミレ

タチツボスミレ[立坪菫]（スミレ科）

春になりスミレの花もたくさん咲いていますが、やはりこのスミレを撮ってしまいます。子どもの頃、初めて見たスミレは、このタチツボスミレでした。
その頃から春にこの花に出会うのがとても楽しみなのです。

下草が刈られた林の中を歩いていると、コナラの切り株に咲くタチツボスミレを見つけました。キヅタもいい具合に絡まって、自然の作り上げた、春のアレンジと言ったところでしょうか。

心躍る春ですね。。。。。
４月上旬　横浜市内にて　

春の出会い・・・

ヤマアカガエル（アカガエル科）
いつもの雑木林を歩いていると、足元で物音がしました。
春の陽射しに誘われて、トカゲが日向ぼっこでもしているのかと思い見てみると、カエルが一匹落ち葉の上を歩いていました。
足場が悪いためか、思ったより動きが緩慢でした。

正面からの姿を撮りたいと思っていたら、カエルのほうが方向転換をしてくれて、こんな姿を撮ることができました。さっさと撮りなさいよと言いたげな顔をしていますね。

このカエルがいた林です。
もう桜は散ってしまったでしょうね。
代わりに眩しい若葉で彩られていることでしょう。。。。。

４月上旬　横浜市内にて　

葉の上に咲く・・・ハナイカダ

ハナイカダ[花筏]（ミズキ科）
北海道南部から本州・四国・九州各地の山地に生える雌雄異株の落葉低木。葉は楕円形～倒卵形で鋸歯があり、互生します。
葉の中脈上に花序がつくことから、花を乗せた葉を筏に見立て、この名がついたそうです。
葉が展開するときには、この様に蕾がついているのですね。この株は、一枚の葉に蕾がたくさんついているので雄株のようです。
雌株は花を葉に一つしかつけません。今年は控えめに咲く雌花と黒く熟す果実も観察していきたいと思っています。

４月上旬　横浜市内にて　

今年も楽しみに・・・クサイチゴ

クサイチゴ[草苺]（バラ科）
２年前から観察をしているのですが、今年も花を咲かせました。
梅雨の前には、赤い実を実らせます。去年は味見できましたが、とても美味しかったです。
丈が低くて、柔らかそうな葉を持ちますが、迂闊に触ると小さな棘で痛い思いをします。侮ってはいけません。
丈に似合わず、大きめの花を咲かせるクサイチゴ、ぜひ探してみてください。。。。。
３月下旬　横浜市内にて