カラタチバナ[唐橘](ヤブコウジ科)
7月に花を咲かせていたカラタチバナも、実りの季節を迎えたようです。
去年の暮れに、赤く色付いた実を見たのが、このカラタチバナとの出会いですが、葉の数も増えて、確実に生長しているのがわかります。
丸々とした緑色の実を幾つもつけて、今年も無事に色付く姿を見ることができそうです。
2010年の花
9月上旬 横浜市内にて
ハラビロカマキリ(カマキリ科)
本州,四国,九州,対馬,南西諸島に分布する、樹上性のカマキリ。
体長は約50〜70mmで、林内や林縁、林道沿いで多く見かける。体色には緑色型と褐色型の二型あるが、褐色型は少ない。前翅の両側に白い斑紋がある。他のカマキリに比べて体幅が広い。年1化(沖縄では年2化)で成虫は夏から秋に出現する。幼虫は腹部の末端を上方に持ち上げたポーズをとる。卵塊は表面が滑らかな緑茶色で、樹木の枝や幹に産みつけられる。幼虫から成虫まで典型的な捕食性昆虫である。(森林総合研究所 森林生物図鑑より)
林際の空き地に置いてあった木箱の脇を通り過ぎたとき、何か視線を感じたので、木箱の上を見てみると、ハラビロカマキリが私の方を睨みつける様に見ていました。
立ち止まってみたのですが、カマキリは視線をはずそうとしません。私が移動するとその方向に視線を移します。何を警戒していたのでしょうか。
カマキリに表情があるのか分かりませんが、何故かいい顔をしているように見えました。
9月上旬 横浜市内にて
シオデ[牛尾菜](サルトリイバラ科)
7月に花を咲かせていたシオデが、緑色の実をつけているのを確認しました。
虫にでも喰われたのか、所々欠けていますが、丸々とした実が綺麗に放射状についていますね。
去年は、実の生る前に草刈にあってしまったので、ここでは実を見ることができませんでした。
さあ、このあと無事に熟すことができるでしょうか。熟した姿を確認できることを祈ります。
今日は十五夜ですね。まん丸のお月様が、夜空に輝いています・・・・・
7月の花
9月上旬 横浜市内にて
フジカンゾウ[藤甘草](マメ科)
本州~九州の平地~低山地の林下に生える多年草。葉は互生し、奇数羽状複葉で、縁は全縁の5~7枚の小葉から生ります。8~9月、長さ8~10㎜の紅紫色の蝶形花を咲かせます。
茎高は50~150㎝にもなります。このフジカンゾウも高さは私の背丈に迫るくらいでした。
全体を写したのですが、花をはっきり撮れなかったので、少し近付いて撮ってみました。
花をたくさんつけているからか、しなるように生長した姿は、間延びしているようであまりいい姿ではありませんが、この辺りでもよく見かける同属のヌスビトハギよりやや大きめの花は、色も鮮やかで素敵ですね。
このあと生る節果の先には、かぎ毛がついていますが、これもいわゆるひっつき虫のひとつです。
フジカンゾウの実
9月上旬 横浜市内にて