自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

イワウメ・・・

2014-08-18 21:50:00 | 旅行
イワウメ[岩梅](イワウメ科)

北海道~本州中部以北の高山帯~亜高山帯の岩場や礫地に群生する常緑小低木。葉は互生し、卵形~倒卵形で光沢があり密生し、枝は地上を這うように伸びます。
6~7月、枝先に小さな白花を上向きに付けます。花冠は5裂し、雄蕊は5個です。
イワウメは残念ながら花期がとうに終わっていて、ひとつふたつ咲き遅れた花を見るだけでした。
でも、びっしりと地を這うように生えてる姿はよく見ることができました。
花の盛りにまた行ってみたくなりますね。

7月上旬 岩手県内にて

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ハクサンボウフウ・・・

2014-08-17 22:26:00 | 旅行
ハクサンボウフウ[白山防風](セリ科)

北海道~本州中部以北の高山帯~亜高山帯の草地に生える多年草。葉は1~2回羽状複葉、小葉は広卵形~披針形で深く切れ込んで裂片の先は尖ります。裂片はさらに切れ込むか、粗い鋸歯があります。
7~9月、茎先に複散形花序をだし、白色の小花を多数つけます。花弁は5個で内側に曲がります。花柱は2個、雄蕊は5個で葯は紫褐色~黒色です。
果実は分果で、2室に分かれます。
この花は稜線に出て暫くあいたところで出会いました。傍らの岩に隠れるように生えていて、草丈はそれほど高くありませんでした。

7月上旬 岩手県内にて

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セリバオウレン・・・

2014-08-16 21:46:00 | 旅行
セリバオウレン[芹葉黄連](キンポウゲ科)

本州の主に太平洋側と四国の山地の樹林下などに生える多年草。葉は2回3出複葉で、小葉はさらに2~3裂します。
2~4月、花茎を伸ばし、先に柄のある白花を2~3個咲かせます。花弁は萼片より短く、花弁は8~10個でへら形、萼片は5~7個で披針形です。
果実は袋果で、矢車状に並びます。
根茎を「黄連」といい、ベルべリンなどの苦味アルカロイドを含み、整腸薬として消化不良や下痢などに用います。
先日載せたミツバオウレンは、小型で根茎も発達しないため薬用として用いられません。
登山口近くまで下りてきたら、道端の草むらで出会いました。
既に果期も終わっているようですね。
花を見るにはもう2か月くらい早く行かないといけないようです。

7月上旬 岩手県内にて

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ミネヤナギ・・・

2014-08-15 22:17:00 | 旅行
ミネヤナギ[峰柳](ヤナギ科)
北海道~本州中部以北の高山帯~亜高山帯の岩礫地や草地などに生える雌雄異株の落葉低木。
葉は楕円形~倒卵形で4~9cm、無毛で先は尖り、基部は円形で縁には波状鋸歯があります。
5~7月、葉が展開してから細長い花序をだし、黄色い小さな花をたくさん咲かせます。
今回は花は終わっていました。これが花後の姿です。

実が熟すと種子には白い綿毛が付きます。
とても軟らかそうな感じがしますね。
風に乗って飛んで行っても、生き延びることのできる土地は限られているのですね。

7月上旬 岩手県内にて

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チシマアマナ・・・

2014-08-14 21:01:00 | 旅行
チシマアマナ[千島甘菜](ユリ科)
北海道~本州中部以北の高山帯の草地や岩隙に生える多年草。樺太や千島など北半球の高山や寒帯に広く分布します。茎葉は線形で2~4個互生し、根生葉は線形で平たく2個付き、長さ15~20cmです。
6~8月、茎先に白色花を1個付けます。花被片の基部には黄赤色の腺体があり、背面には紫色の脈があり、雄蕊の長さは花被片の半分ほどになります。

上の写真とは別の個体ですが、花に近づいてみました。
腺体の様子がわかるでしょうか。
先日載せたイワカガミの咲く場所で、いくつかこの花の咲く姿を見ることができました。
うまく花期に行くことができて良かったです。

コメント (8)
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