自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

雑草ではなく・・・

2016-10-14 20:17:00 | お散歩
ハマスゲ[浜菅](カヤツリグサ科)

道端のアスファルトの隙間からは、こんな植物も生えています。一見、雑草と思われるでしょうが、これもれっきとした薬草なのです。
以前にも載せましたが、根茎を掘り取って乾燥させたものを「香附子(コウブシ)」と言って、胃痛や腹痛、月経痛、食欲不振などに用います。香蘇散などの漢方薬にも配合されているのです。
名の通り海岸の砂浜で蔓延ることもありますが、道端や駐車場などのアスファルトを押し上げて生えるほど生命力も強いそうです。
この場所で根茎を掘り取ることはできませんが、身近な薬草にもっと気付いて欲しいですね。

2012年のハマスゲ

10月上旬 横浜市内にて

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これも雑草・・・

2016-10-13 22:05:00 | お散歩
ナガエコミカンソウ[長柄小蜜柑草](トウダイグサ科:ミカンソウ科[APG])
アスファルトの隙間からは、こんな植物も生えていました。
最近目にする機会の多くなった、ナガエコミカンソウです。

名の由来となった長い柄の先に、小さな実が付いていますね。葉の上に目立つように実を付けるのもコミカンソウとは違う特徴です。
雑草と言ってしまえば簡単ですが、それぞれの植物に名前があります。
でも、それを覚えることがなかなかできません。。。

2012年のナガエコミカンソウ

10月上旬 横浜市内にて

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道端の雑草・・・

2016-10-12 21:50:00 | お散歩
ザクロソウ[柘榴草](ザクロソウ科)

アスファルトの隙間から、力強く生えているザクロソウと出会いました。
近所の公園や畑縁などで出会うことが多いですが、こんな所からも生えるとは強い植物ですね。
小さくてはっきりとわかりませんが、恐らくこれは果期の姿だと思います。
アスファルトの上に落ちた小さな種子はどこに行くのでしょうね。

2014年の花

10月上旬 横浜市内にて

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果期の姿・・・

2016-10-11 21:08:00 | お散歩
ネズミノオ[鼠の尾](イネ科)
本州~四国、九州の道端や荒れ地などに生える多年草。茎は硬く直立し、無毛で滑らかです。葉は根生し、線形で長さ20~60cm内側にやや巻きます。葉鞘は無毛で、葉舌はごく短く膜質です。
9~10月、長さ20~30cmの花序をだします。
果実は淡褐色~赤褐色に熟します。

アスファルトの歩道脇の草むらで、ひと塊となって生えていました。
特徴的な穂の様子をネズミノオに見立てて名がついたようですが、この長さからするとドブネズミでしょうかね。
果皮が割れて中の種子も顔を覗かせています。スズメたちの格好の餌となるのではないでしょうか。
目立たぬ身近な草たちも、実りの季節を迎えていますね。

10月上旬 横浜市内にて

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木の実ではなく・・・

2016-10-10 16:28:00 | お散歩
カラスウリ[烏瓜](ウリ科)
道端の生け垣で、カラスウリの実と出会いました。
立ち枯れた様子の木に蔓が絡み付いて、葉もいい具合に枝から出ているように見えます。
色づき始めた実も、まるで木の実のようにぶら下がっていました。
よく見ると生け垣のイヌツゲにも蔓が伸びていて、所々に実が実がぶら下がっています。
思うままに生きているカラスウリですね。
緑の生け垣でも、秋を感じることができました。

10月上旬 横浜市内にて

先週末に腰を痛めてしまい、記事の更新が滞ってしまいました。
折角の連休、ただ身体を休めるのみです・・・

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