自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

劣るもの・・・

2016-11-11 18:04:00 | お散歩
イヌザンショウ[犬山椒](ミカン科)

林縁を歩いていると、こんな実を付けた木と出会いました。
サンショウに似ていますがこれはイヌザンショウです。
枝に付く棘がサンショウは対生しますが、イヌザンショウは互生です。また果皮が赤くならず、褐色に熟します。
一見似たものですが、色々と相違点もあるので見慣れればわかりやすいものでしょう。
この果実を一度齧ってサンショウとの違いを確認してみたいのですが、このイヌザンショウはちょっと手が届かなかったので、それができませんでした。
今まで花も見たことが無いので、出来ればこれも来年見てみたいですね。

2009年のイヌザンショウ

11月上旬 横浜市内にて

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色づく実・・・アマチャヅル

2016-11-10 18:41:00 | お散歩
アマチャヅル[甘茶蔓](ウリ科)
9月にまだ緑色をした実を見たアマチャヅル。久しぶりに行ってみると葉はすっかり枯れていましたが、色濃く熟した実だけ残っていました。

果実の先には顔のような模様があります。
これは花冠や雌蕊の付いていた跡だということですが、面白い特徴ですよね。
この果実は液果で、中には表面に突起のある3mm程の種子が3個ほど入っているそうです。
葉や蔓も枯れた2月に果実を観察したことがあります。鳥たちにはあまり人気がないのでしょうか。私も味見をしたことはありません。
花の咲く様子は一度しか撮ったことが無いので、来年は観察したいと思っています。

9月の様子

11月上旬 横浜市内にて

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食しても・・・

2016-11-09 21:10:00 | お散歩
ヤマノイモ[山の芋](ヤマノイモ科)
林縁の木にこんなムカゴがありました。
これはヤマノイモのムカゴでしょう。長く伸びた蔓に幾つものムカゴが仲良く並んでついていました。
以前にも載せましたが、ムカゴは栄養繁殖器官の一つで地面に落ちると翌年新たな命が芽生えます。
また、湯がいてそのまま食したり、ご飯に炊き込んでムカゴ飯として食べると美味しいそうです。
ここでは十数個のムカゴを確認できましたが、もっと多くのムカゴを集めないといけないのでしょうね。
この時は写真を撮っただけですが、いつか自分でもムカゴご飯を炊いてみたいと思います。

ヤマノイモの花

11月上旬 横浜市内にて

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秋の花・・・コウヤボウキ

2016-11-08 18:58:00 | お散歩
コウヤボウキ[高野箒](キク科)
林の中ではこの花も見頃を迎えていました。
コウヤボウキ、キク科の木本です。この花は本年枝の先に咲き、2年目以降の枝には咲かないそうです。

筒状花のみで全て両性花、花冠の先は5深裂していますが、この写真ではわかりにくいですね。
花弁の先がクルッとなっていて可愛いですよね。この後、白い冠毛をを付ける姿も冬の林の中では目立つ存在です。
昨日は立冬、林の中も寂しい感じになりつつあります。

2015年の花

10月下旬 横浜市内にて

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附子の花・・・

2016-11-07 22:08:00 | お散歩
ツクバトリカブト[筑波鳥兜](キンポウゲ科)

昨年、初めて出会ったツクバトリカブトです。
今年も花を見ることができました。
同じ林縁を歩いたのですが、昨年より目立たず、ようやくこの花ひとつだけ見つけることができました。
昨年は3、4株あったと思うのですが、見つけることができませんでした。微妙に花期が違ったのかもしれません。
この辺りでは貴重な姿になってしまったトリカブトですが、来年も出会うことができたら嬉しいですね。

2015年の花

10月下旬 横浜市内にて

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