自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

残暑の中・・・

2017-08-25 19:02:00 | お散歩
ミンミンゼミ(セミ科)
北海道~本州、四国、九州に分布し、関東以北では低地で見られるセミ。7~9月まで見られます。
透明な翅をもち、頭部や胸部は緑と黒の斑紋があります。
久し振りに散策に出掛けた林では、セミの大合唱を聞くことができました。アブラゼミがメインですが、アクセントを効かせるように、所々でミンミンゼミが大きな声で鳴いています。8月も半ばを過ぎ、時折ツクツクホウシの声も聞くことができました。
歩いている途中、道端の木にとまって鳴くミンミンゼミを見つけました。気を付けて近づいても、すぐに逃げてしまうことの多いミンミンゼミですが、逃げられないようにゆっくりと写真を撮りながら近づきました。でも、もう一歩と思って足を踏み出すと逃げられてしまったのです。
腹端を上下に動かしながら、鳴いていたミンミンゼミ。もう少しお近づきになりたかったです。

8月下旬 横浜市内にて

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真っ白な・・・

2017-08-23 20:35:00 | お散歩
センニンソウ[仙人草](キンポウゲ科)
川沿いの道を歩いていると、川縁の茂みにある真っ白なものが目にはいりました。
近寄ってみるとそれはセンニンソウの花でした。
花期は8~9月と図鑑にはありますが、最近散策に行く時間が無くて、この花が咲き始めていることにも気づきませんでした。
たくさんの花が咲いていますよね。こんなに白い花だったのかと改めて思いました。
このあとの白髭の様子、見ることができるでしょうか。
この場所も草刈りに遭う可能性が高いので、あまり期待しないで観察していきます。

2016年の花

8月中旬 横浜市内にて

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植え込みでの実り・・・

2017-08-21 19:22:00 | お散歩
トベラ[扉](トベラ科)
シャリンバイ[車輪梅](バラ科)

先週の土曜日は、大学の同期会がありました。
会場へ向かう途中、歩道の脇の植え込みで、トベラシャリンバイの実と出会いました。
まだ緑色の実、若々しいですね。
hirugaoさんやディックさんのコメントから、写真をもう一度確認したところ、葉の様子や実の先の様子など、以前撮ったトベラと同じものとわかりました。
腰より下の樹高で刈り込まれていて、全体の様子がシャリンバイの植え込みに似ていたので、すっかりシャリンバイと思い込んでしまいました。
私が今まで見たトベラは樹高が高く、全体の姿が異なる印象のものだったのです。
まだまだ修行が足りませんね。
皆さん、ありがとうございました。

2011年の実

このあと黒く熟す実と樹皮にはタンニンが多く含まれます。この樹皮と木灰を混ぜて鉄釜で煮出したものを大島紬の染料とするそうです。
この辺りでは、公園樹や街路樹として用いられることが多いでしょうね。
久しぶりに会った同期の面々、秋田や広島、長崎からも来てくれました。
特に秋田の友人にはお世話になりました。
また会う日を楽しみにしております。

8月中旬 千葉市内にて

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黄赤色の花・・・

2017-08-17 21:19:00 | お散歩
ノカンゾウ[野萱草](ユリ科:ススキノ科[APG])
本州~四国、九州の山地のやや湿った草地や土手などに生える多年草。葉は細長く弓状に曲がって垂れます。
6~8月、葉の間から花茎を伸ばし、黄赤色の一重の花を咲かせます。花被片は6個で、外花被片より内花被片の方がやや長いです。

よく見るヤブカンゾウよりも、花が一重だけあってすっきりした感じがします。
道端の土手で、クズの大きな葉の間から鮮やかな花が顔を覗かせていました。
ここはよく通る所ですが、ノカンゾウの花に気付いたのは初めてです。ノカンゾウにはあまり出会うことが無いので嬉しい出会いです。花は咲くと1日で終わってしまうので、貴重な瞬間ですね。
ノカンゾウの蕾を摘み取り、熱湯で湯がいて日干ししたものを利尿や不眠に用いる薬用植物でもあります。
また、若芽や花をお浸しにしたり、揚げ物や酢の物として食したりします。
昔から身近な植物だったのですね。

8月中旬 大和市内にて

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開けた所で・・・

2017-08-16 19:02:00 | お散歩
ベニバナボロギク[紅花襤褸菊](キク科)
日本の暖地に第2次世界大戦以降広がった、山地や空き地など日当たりの良い場所に生えるアフリカ原産の1年草。茎は直立、分枝し高さ30~80cm。葉は互生し倒卵形で、下部の葉は不規則な羽状に分裂し、短い柄があり茎を抱きません。
8~10月、茎先に総状花序をだし、花序の先がうなだれるように垂れ、下向きに頭花を付けます。
頭花は筒状花のみからなり、基部は白く、先は朱赤色をしています。花柱の先は2裂し、裂片は細く伸びて先はくるりと巻いています。
間伐されて明るくなった林縁で、ベニバナボロギクがたくさん花を付けていました。既に白い冠毛の姿も見られます。
この様な明るくなった所で、急速に繁殖し、元の植生が回復すれば消滅します。この花の姿をここで見るのも今年限りかもしれません。
春に若葉や若芽を摘み取って湯がいて食すと、春菊の様な味と香りが楽しめるそうです。
いつか機会があれば試してみたいですね。

8月上旬 横浜市内にて

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