自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

黄色い花、でなく・・・

2017-08-15 22:18:00 | お散歩
キンミズヒキ[金水引](バラ科)
道端や林縁の草むらでもよく見られるこの花も咲き始めていました。
花茎を伸ばし始めて、まだ蕾だけのものも見られます。この株は、花が早く咲き始めたようで、下の方は既に花が終わっています。花茎を伸ばしながら咲き進んでいくので、花が終わる頃には、大きな姿となることが多いです。

一番下の花に寄ってみました。
花糸が絡まる様に寝ています。そろそろこの花は終わりのようです。秋に生る実はひっつき虫の仲間で、うっかり近づくと厄介なことになりますね。
開花期に全草を採り、水でよく洗って日干ししたものを「龍牙草(りゅうげそう)」といい、タンニンを多く含み、止血や下痢止めに用いられます。これも身近な薬用植物なのですね。

2016年の花

8月上旬 横浜市内にて

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大きな実・・・ホオノキ

2017-08-14 21:15:00 | お散歩
ホオノキ[朴木・厚木](モクレン科)
以前から観察をしているホオノキに、たくさんの実が付いていました。
下の方の枝に付いたものを見ることができたのですが、この画面だけでも5個の実が確認できます。
さらに上方には、どれだけの実が付いているのでしょうね。樹高が高く、葉も大きいので確認できないのが残念です。
このところ花の季節に行くことができません。
これだけの実が付いていたのなら、たくさんの花も咲いていたのでしょう。
その姿も見てみたかったですね。

2008年の花

8月上旬 横浜市内にて

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念願の黒いチョウ・・・

2017-08-13 20:49:00 | お散歩
ジャコウアゲハ[麝香揚羽](アゲハチョウ科)
林縁の草はらで、花の蜜を吸う黒い蝶に出会いました。
よく見ると、周囲をひらひらと複数の黒い蝶が舞っています。
時折、咲き始めたアキノタムラソウの花にとまっては密を吸っています。
この時は、膝丈くらいの草に覆われてしまい、よく分からない状態でしたが、この場所にはウマノスズクサが所々に生えているのです。
そう、念願のジャコウアゲハに出会うことができたのです。
向こう側が透けているように見える黒い翅が綺麗ですね。

ひらひらと優雅に舞うので、私にも飛んでいる所を撮ることができました。
もう少し近くで撮りたかったのですが、なかなか思うようには撮れません。
この2枚の写真ではわかりませんが、胴体に赤っぽい模様を確認することもできました。
ジャコウアゲハとわかる出会いをこれまでしたことがありません。
1度にたくさんのジャコウアゲハの成虫と出会えるとは思いませんでした。

2014年の幼虫

8月上旬 横浜市内にて

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色付いた実・・・

2017-08-12 14:17:00 | お散歩
ウワミズザクラ[上溝桜](バラ科)
ウワミズザクラの実が色付いていることを皆さんのブログで拝見して、私も探しに行ってきました。
6月にまだ未熟の実を観察した木の実も色付いていましたが、樹高が高くてはっきり分かりません。
一応その実を撮ったのですが、他にも無いかと近くの林縁を歩いていると、ちょうど良い大きさのウワミズザクラに運良く出会うことができました。
これほど近くで実の生る様子を見たのは初めてです。

ウワミズザクラは花序の下に、数枚の葉が付きます。その様子がわかるでしょうか。
この実は食用になると以前図鑑で読んだことがあります。
まず赤い実を食べてみたのですが、それは渋くておいしくありません。黒く熟した実を食べた所、ほのかに甘みがあります。売られているサクランボ程の甘みはありませんが、野で食する実としては美味しいものでした。
花も実も楽しめるウワミズザクラです。

2010年の花

8月上旬 横浜市内にて

今日、アクセス数が90,000を超えました。これからもマイペースで更新をしていきますので、よろしくお願い致します。
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尽き果てて・・・

2017-08-11 18:48:00 | お散歩
ショウリョ[精霊蝗虫](バッタ科)
田んぼの畦で茎にしがみつくショウリョウバッタを見つけました。
気付かれないように静かに立ち止まり、この写真を撮りましたが、ショウリョウバッタの様子が何かおかしいです。
近づいても動く気配もありません。
驚くことに、茎にしがみついたまま息絶えていたのです。
よく見ると翅が広がったままですし、頭部付近の色も褪せています。
数日前に、記録的な豪雨が降ったのですが、豪雨の中避難しきれずに息絶えてしまったのでしょうかね。
自然の厳しさを感じた瞬間でした。

8月上旬 横浜市内にて

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