はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

シカ 剥皮

2016年03月13日 | 狩猟・獣害のお話

 植栽木に留まらず、元玉の部分も剥皮するシカ

 材の剥き出し部は、地上高50cm~80cmくらいでしたが、2mくらいまで剥皮の影響を受けているものも

 

 違う現場でも・・・

 

 30年生のヒノキ林でも・・・

 

 

 再造林の時期を迎え、植栽木のシカ害が非常に危惧されていますが、当然、成木の被害も危惧されます

 シカの剥皮は、8~20年生の若齢木でも発生しますし、50~70年生の高齢木でも発生します

 加えて、シカの角研ぎによる剥皮という問題も

 シカ害は、植栽だけではありません

 シカが生息する森林で、林業を営むということは、植栽から主伐までの長期間、常にシカの被害を受けるというリスクと隣り合わせになります。

 納得いかない材価が続く中、さらなる負担増は避けたいところですが、シカの生息頭数が増える中で、林業を営んでいくには、やはりシカ捕獲は避けられないな~

 問題は、誰が捕獲するのか!

 山主?(ん~これ以上の負担は厳しいし、本業優先でしょう・・・。)

 作業員?(シカ捕獲で稼げるならいいけど、まずは自分の生活が重視でしょう。)

 企業?(シカ捕獲に出資?いや~企業のイメージダウンに繋がる・・・。)

 猟師?(高齢化が進む中、さらに負担をかける。)

 

 とりあえず、自分は、捕れる間は捕ろう。

 微力ながら貢献できていると信じて・・・(言い聞かせて?)