赤い花を咲かせるオシロイバナ。
しかし、オシロイバナには毒があります(>_<)
オシロイバナは多年草の植物で、メキシコ原産の外来種です。
江戸時代に観賞用として輸入され、栽培されていたものが各地で野生化しています。
花が夕方に開花するので、「ユウゲショウ(夕化粧)」とも呼ばれています。
オシロイバナの送粉(花粉を運ぶ)には、スズメガの吸蜜が大きく関わっていることが有名です。
夕方に開花するオシロイバナと、日中はじっとしていることが多いスズメガの相性は、抜群なんでしょうね(^_^)!
赤い花が咲くのに、名前はオシロイバナ。
この名前の由来は、「種」にあります。
この黒いものが、オシロイバナの種です。
この種を割ると、白い粉状の胚乳が出てきます。
これを「白粉(おしろい)」に見立てて、白粉花→オシロイバナ。
昔、オシロイバナの種から白い粉をとって、顔に塗るお化粧遊びをした方もいるのでは?
だけど、オシロイバナの種子は有毒なので、遊ぶときは気をつけて、絶対に口に入れないで下さい!
オシロイバナには、「トリゴネリン」という成分が含まれており、間違って口に入れてしまうと、「強い利尿作用、嘔吐、頭痛、激しい下痢」などの症状を起こします。
なお、種子だけではなく、オシロイバナ全草が有毒で、特に種子と根の毒性が強いので、種子から白い粉をとって、「白粉のお化粧遊び」をする際には、十分に気をつけましょう。
そして、遊んだ後は、必ず手をしっかりと洗って下さいね!