ナラ枯れ被害を引き起こす「カシノナガキクイムシ」(以下、カシナガ。)。
コナラやクヌギ、ウバメガシ、アラカシなどのブナ科樹木に穿孔しますが、実は、間違って(なのか?)、ヤマモモやソメイヨシノなどに穿孔し、そのまま死んだりしています。
ソメイヨシノに穿孔し、樹液に取り込まれてしまったカシナガ。
フウに穿孔し、樹液で固められてしまったカシナガ。
アラカシに穿孔したものの、やはり、樹液でガードされてしまったカシナガ。
カシナガに穿孔されたコナラやウバメガシなどの近くにあるソメイヨシノは、間違って穿孔されていることも多々あります。
ちなみに、穿孔されたソメイヨシノやフウは枯れません。
もし、幹から樹液が流れているソメイヨシノを見つけたら、観察してみてください。
きっと、樹液に埋もれたカシナガを見つけることが出来ると思います。
でも、カシナガ以外の虫で、サクラに侵入する「コスカシバ」という虫もいます。
その子は、サクラの害虫です(>_<)。
カシナガは樹液が出るだけ、コスカシバは樹液と虫糞が出ているので、一目瞭然・・・だと思います(^_^;)
※2015年8月の記事を再編