水面を覆うホテイアオイ。
カワイイ花を咲かせますが、このホテイアオイは外来種です。
明治時代(中期)にアメリカから輸入され、繁殖力が旺盛なため、日本在来の水生植物を脅かしています(>_<)。
外来生物法では、「要注意外来生物」に指定され、世界の侵略底外来種ワースト100と日本の侵略的外来種ワースト100にノミネートされ、オーストラリアでは持ち込み禁止になっています(^_^;)。
一応、日本でも移入規制をしている地域もありますが、メダカの水槽や観賞用として、「ホテイソウ」、「ウォーターヒヤシンス」という名で販売されています。
株から分かれていくので、どんどん増え、溜池・河川・水路の一面を覆い尽くしてしまいます。
こんな感じに・・・
ハスなど日本在来の水生植物は、ホテイアオイの侵略によって、住処を奪われてしまいます。
植物の住処が奪われるだけではなく、漁業の障害や船舶の運航障害など産業にも影響を与えています。
そして、水流阻害にもなるので、溜め池の水が必要!となったとき、大量のホテイアオイが邪魔になって、水を吸い出せない!なんてことも・・・。
例えば、火事が発生し、溜め池の水で消火しようと思ったら、ホテイアオイが邪魔で、スムーズに吸水できない!なんて可能性も0ではないかもしれません(>_<)。
自然環境や生活環境に影響を与えかねないホテイアオイ。
身近に存在していたら、その影響を危惧して下さい。
そして、家庭の水槽や池で鑑賞を楽しむ程度にし、要らなくなっても付近の水辺に捨てたりしないようにしましょう(^_^)。