日本固有種のホタル「ゲンジボタル」。
最初の2秒間、画面左下でゲンジボタルが飛来してます。。。チラッとで、見にくいけど・・・(^_^;)。
ゲンジボタルは、5~6月頃、曲線的な動きで光りながら飛来します。
オスは飛来しながら、メスは草木の上に止まりながら光ります。
オスとメスがお互いに光りながらコミュニケーションをとるって、素敵だなー。
ゲンジボタルは、川岸にある石に生えたコケの中に産卵し、約1ヵ月で卵が孵化します。
幼虫は肉食でカワニナという巻き貝を食べ、成虫は水だけ補給します。
幼虫は、川の中で過ごし、そのまま越冬し、春になって大きく成長した幼虫は、川岸に上陸し、川岸の柔らかい土に潜り込んで蛹になります。
ゲンジボタルの幼虫は成虫に育つまで、カワニナを50匹以上食べるそうです。
そのため、ゲンジボタルが生息するためには、エサとなるカワニナが大量に生息できる水がきれいな環境が必要になるというわけです。
加えて、蛹になるためには、川岸が土でないとダメなので、コンクリートで固められてしまうと、幼虫が蛹になることが出来ず、結果、ゲンジボタルが生息できなくなります。
カワニナが生息できるよう水汚染に気をつけないといけませんが、コンクリートによる護岸工事もゲンジボタルを減らす要因なので、このような工事も配慮する必要があります。
ゲンジボタルが光る期間は10日~2週間程度ですが、寿命は1年です。
光らなくなっても、ひっそりと、どこかで生息しています。
ゲンジボタルは、体が平たく、全体的に黒色ですが、胸の部分だけ赤色で、十字形のような黒い模様があるところが一番の特徴です。
ちなみに、ヘイケホタルは、赤い胸の部分の黒い模様は十字形ではありません。太い線形?って感じです。