はぐくみ幸房@山いこら♪

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アブラムシ被害

2014年05月06日 | 昆虫類+αのお話

 「クサギ」という臭い香りの木があります。

Kusagi_f_2(花期は8月頃)

 人によっては、「ピーナッツ」の香りみたいに感じるそうですが・・・。

 ときには、「ポテトチップスのコンソメ味」の香りみたいという人も・・・。

 

 僕は、クサギの匂いダメ派なんですが、ある日、葉が萎凋(いちょう)しているクサギを発見しました。

Higai_aburamushi01_2

 観察してみると、アブラムシが原因でした。

 葉の裏でアブラムシが吸汁(きゅうじゅう)していたため、葉がくしゃくしゃになって、萎れたんですね。

 葉が萎凋していたり、葉の表がシャーペンの芯くらいのちいさな白い斑点模様が出ていたりした場合、吸汁性害虫(アブラムシ、アザミウマ、ハダニ、カメムシなど)による場合が多いです。

 ちなみに、アブラムシの排泄物をいただこうと、その周辺をアリがよくウロウロしています。

 なので、葉が萎凋して、アリがウロウロしていたら、アブラムシによる被害を疑ってみてください。

Higai_aburamushi02

 アリが葉でウロウロしている場合は、アブラムシの排泄物や花外蜜腺の蜜が目的です。

Ari_and_sakura
(↑ソメイヨシノの花外蜜腺にかぶりつくムネアカオオアリ)

 

 アブラムシを食べるテントウムシなどがやってくると、アリはそれを撃退します。

 アブラムシにとって、アリはボディーガードみたいなもの。

 しかも報酬は排泄物

 不要なものが報酬って、めちゃめちゃお得ですよね

 

 ちなみに、アカメガシワやサクラ、イタドリなどにある花外蜜腺は、葉を食害する虫から守るため、アリを集めている・・・のだと思います

 アリへの報酬は蜜

 

 もし、アカメガシワやサクラなどにアブラムシが吸汁したら、アリはどちら側につくんでしょうね・・・



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