山の中で、真っ白になった虫の死体を見かけませんか?
この菌は虫に寄生する菌で、「ボーベリア菌」といいます。
正式には、Beauveria bassiana(ボーベリア・バッシアーナ)といい、「白きょう病菌」や「黄きょう病菌」とも言います。
昆虫に感染するボーベリア菌は、生物農薬としても研究されています。
森林・林業分野で言うと、マツ枯れを引き起こす「マツノマダラカミキリ」に対する研究の1つとして進められ、生物農薬として登録されています。
ボーベリア菌は、カミキリムシだけでなく、セミ、カマキリ、バッタなどにも感染します。
この時期は、キノコ観察やキノコ狩りもいいけど、菌に寄生された昆虫観察も楽しいです。
ちょっと、悪趣味なのかな(^_^;)。
※2016年9月の記事を改編
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