トーク番組の事前打ち合わせに、ひさびさに同行した。
こういう場で僕から積極的に質問することはない。
ディレクターのように、
何を聞くか考えてきたり、
事前勉強をしておくことが難しいからである。
相手の答えの細部の確認するための追加質問をする程度。
なのでインタビュアーとしてはまったくダメなのだが、
打ち合わせに同席するのは台本を書く上では意味がある。
トーク番組の台本は、取材内容をまとめたメモに基づいて書く。
どの話を今回採用し今回は捨てるのかという指示はディレクターからあるが、
打ち合わせに同席するともっと微妙なニュアンスがわかる。
たとえば、
この話はノリノリで話してくれたのか、
逆に考えて考えて絞り出してくれたものなのか、
その微妙なニュアンスは取材メモではわからない。
この微妙なニュアンスがどこまで反映できているのかはわからないが、
台本を書いている時の気分には確実に作用していると思う。
ちなみに今回、取材に同席したのは華原朋美さんでした。