昨日、三十代前半の人たちと話していて、
彼らがムツゴロウこと畑正憲さんが作家であることを知らない言われ、驚いた。
どうやら北海道に「動物王国」を作った、単なる動物好きと思っていたようだ。
畑正憲さんは東大出身で・・・とその略歴と代表作を並べると、今度は逆に驚かれた。
僕が中学生の頃は、北杜夫・星新一・畑正憲の誰かには、必ず一度はハマると言われていたものだ。
た
しかに、畑正憲作品を書店で見かけなくなってからひさしい。
以前は、文春文庫に青い背表紙でズラっと並んでいたものだが。
ひさしぶりに『ムツゴロウの無人島記』でも読み返してみるか。
本書が、畑正憲作品の中でもっとも好きだった。