祖母は夢の中で泣く

2018年06月02日 20時07分28秒 | その他のかけら

家人(小)が、
亡くなった僕の母、
つまり彼女の祖母の夢を観たそうだ。


僕の母がバイト先に来て、
「私はもう死にます」と告げ、
二人抱き合って泣く夢だった。


印象的な夢だったので、
夢判断のサイトで調べると、
「祖母が泣く夢」はトラブルの暗示だという。
祖母は荒れた生活を心配して泣いているともあった。


家人(小)は、この内容を信じている。

なるほど。


確かに家人(小)は最近遊びまくっている。
見かねて僕も注意したが、
内心本人も今の状況はよくないと思っているのだろう。
その思いが、僕の母の姿をとって夢に出てきたに違いない。


なぜ僕の母だったのかもよくわかる。


僕の母は几帳面で礼儀に厳しい人だった。
しかし家人(小)はよくなついていたので、
何度か1人で僕の実家に泊まりに行ったが、
いつも見違えるほどしっかりしたコになって戻ってきた。
家人(小)にとって、僕の母は真面目さの象徴的存在なのだろう。


僕は死後の世界の類は信じていない。
そんなものなどないと思っている。

しかしながら、今回の話を聞いて、
亡くなった人が見守っているということはあるのかもしれないと考えを改めた。

ただし、それは天国からでも、あの世からでもない。
生きている人の「無意識という彼岸」から見守っているのだ。