いや急な蒸し暑さに参ってます(汗。
CATVで新車情報(再放送かな)を流してるので、VOLVO S60の特集を見ていて疑問に思った点が。
T4搭載車の起動表示に、平均燃費8km/Lの表示があった事。
車挌が大きな車だと、T4エンジンでも燃費は結構厳しいのかもしれませんね。
最大の疑問はヒューマンセーフティーの開発者インタビュー。
2001年から構想スタート、2006年から実証実験に入ったというこの装備の凄さは想像に耐えないが、56万kmに及ぶ実験は、ヨーロッパ、ロシア、アメリカで行われた、とある。
イギリスは日本と同じ左側通行だが、他は全て右側走行の国だ。
良くレーザーセンサーの取り付け位置を見ると、向かって左側。
つまり右側走行時に、より障害物に対して精度を上げる位置に搭載されている。
これは日本に入ってきているV40等でも同じで、対面1車線の細い路地ならともかく、複数車線の左側の走行時にも作動するのか考えると疑問が湧いてくる。
オーナーインプレッションを拝見したところ、制限速度をカメラが読み取り表示する機能で誤表示があるというのも、カメラの向きが右側走行に最適化されていれば、平行する速度の違う別路の看板をチェックしてしまっても不思議は無い。
速度表示はともかく、人の飛び出し等で自動ブレーキを掛ける先進装備がカメラとレーダーの複合判断(実際にはもう一つセンサーがあるらしいが)による機能で、センサーが路肩と反対に位置する日本の道路で性能を発揮できるのか、ココに強い疑念を抱いた次第。
ルームミラー前に装着されているセンサーユニットの左右に振り分けられた機能も道路の走行レーンによって逆に配置すべきものがあるかもしれない。
コストダウンで本国仕様のまま持ち込んでいるとするなら、「そこまでやるか」といったVOLVOさんの交通事故死者0への努力理念からすると、理解に苦しむ。
センサー位置が違っても機能に支障が無い事が判るだけで「一発解消」なのだが、VOLVOサイト、ユーザーボイス、特集番組、その他どこからも触れた情報が無い。
Acton TVでの衝突回避実験も、人に見立てた人形は車両の「真正面」に立てられている。
もし、左に壁等を設け、人形をその横、車両の左前に置いたら停止しただろうか…。
自分のチープな情報収集能力では、今の所はスバルのアイサイト2に匹敵するかそれ以上、世界トップクラスの安全装備をVOLVOは搭載してると考えている。
むろん、試したワケではないので謳い文句からなワケだが。
まぁね、買えもしない人間が重箱の隅を突いても迷惑なダケなのは承知してるんだけど、オーナーの、そして興味を持った人間の声がその精度を高めるのに繋がれば素敵だなとも思う。
こんな装備が普通に車に搭載される時代だったら、弟は他界しないですんだのではと、今でも悔しさが湧き上がる。