世間ではフトコロがあたたかくなるのを見越し、どのメーカーも 新型車投入 や キャンペーンラッシュ を迎えてますね~。
そんな中、国内のクリーンディーゼルを取り巻く動きが急速に高まりつつあるように見えます。
2012年にマツダが SKYACTIVE-D でクリーンディーゼル人気を勃発させていらい、メルセデスやBMWといったドイツ勢と共に地道な広がりがあったみたい。
BMW の ディーゼルエンジンは、同グループの ミニ にも移植され、なかなか好評らしい。
並行輸入 という形とはいえ、既に フィアット・パンダ4x4 、ルノー・クリオ・エステート(ルーテシア)、シトロエン・カクタス 等々、日本で買えるディーゼルモデルってそこそこある。
(カーグラフィックTV #1457 等参照)
国内はといえば、ご存じ マツダ が 難しい小排気量ディーゼルを デミオ 以降に展開、人気みたい。
次いで トヨタ が 久しぶりにディーゼルエンジンを開発、プラド から投入した(これから?)のがトピックか。
マツダが人気に火を付けるずっと前から ミツビシ は、 デリカ と パジェロ に クリーンディーゼル を展開しているけど、クロカン四駆ブームが去って久しいせいか、はたまた旧態依然な 「ディーゼルっぽい ディーゼル」 があまりウケてないせいか、価格の設定が高いせいか、凄く売れてるという様子では無いかな。
実は知人がこの春、日産の エクストレイル・ディーゼル を買った。
既に現行型は、ハイブリッド(PRしまくってるなぁ)はあっても、モデルチェンジ前に存在した クリーンディーゼル をラインナップから消すという、妙に時代に逆行する方向に進んでいる(汗。
なので、国内にごく僅かしか残っていない在庫を遠方から ひと月以上かけて取り寄せてもらったとか。
型遅れからしかクリーンディーゼルを選べないという、妙な状況に…。
そんな国内の クリーンディーゼル がイマイチ、浸透度が上がらないのを横目に、海外勢は一気に攻勢をかけてる様子。
BMW が 初のFFツアラーに クリーンディーゼルを設定し販売開始。
ジャガー(英国の高級車、ビッグキャット) が売り出した新型セダン(XE)も、ディーゼルエンジンがチョイスできるようになった。
驚いたのはその価格!
500万前後というのは歴代ジャガー(軒並み1000万以上!)を考えたらとんでもないサプライズプライス。
それでクリーンディーゼル仕様となると、コスパでカスむ車も出て来る?
今後となると、今年度中に ボルボ がいよいよ Drive-E のクリーンディーゼルを日本に持ち込む事を公言してますから待ち遠しいかな♪
場合によっては、ヨーロッパで販売中の ディーゼル・ハイブリッド も日本で買えるようになったりして(だったら面白いんだけどなぁ)。
懸念材料は価格。
ヨーロッパのV40系ディーゼルを日本円にそのまま換算すると、600~800万位かな?(汗。
同じく価格が気になるのが、新型プジョー 308 GT ディーゼル!
確定ではないようですが、いろいろな記事に 日本へ クリーンディーゼル仕様 を持ち込もうとしてるとあります。
この308、前モデルより小型軽量化 し、VW・ゴルフ を押さえて数々の受賞をしてる注目車なのだとか。
物凄く良い車らしい。
クリオで既に高評価を得てる ルノー。
並行輸入車が日本の規制をパスしてるのだから、その気になれば比較的容易に クリーンディーゼル仕様 の展開が可能なハズ。
キャプチャー とか カングー に設定されたら、ちょっと人気が加速しそう♪
VW(ワーゲン)は、この秋から順次、各車種に クリーンディーゼル が展開されるとニュースで見ました。
既に死角が殆ど無かった(ように見えてた)VWも参入となれば、いろいろな意味でハードル上がりそう。
と、クリーンディーゼルが気になりググりまくってると、「何か海外勢に対し、日本勢はハイブリッド熱ばかりで、クリーンディーゼルは後手だらけ」 に感じてしまう。
思えば、「ディーゼル鎖国」 を続けてきたこの国です。
海外仕様に設定があっても、世界一厳しい(らしい)規制をクリアするノウハウが無い国産メーカーが大変という事なのでしょうか。
なんとか国産メーカーに クリーンディーゼル も頑張って欲しい!
いつの間にか、クリーンディーゼル≒輸入車 みたいになってたら、ちと寂しいです。