草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

【朗報】世田谷区で、PTA会員の個人情報取得は本人からおこなうよう、校園長に依頼がありました!

2017年05月08日 | PTA資料

朗報です!

大分県杵築市滋賀県大津市につづき、世田谷区でも、PTA会員の個人情報は本人から取得をおこなうよう各PTAと調整をはかってくださいと、区立学校長に対して文書ベースで依頼がなされました。

つまり、各PTAは入会届をつくりなさい、と言っているようなものだと思います。

***

私はひょんなことからこのことを知り、情報公開請求をしました。すると、なんと情報提供にしていただけたのです。区としても、PTAの健全化には力をいれているのでしょうか。

ただ、残念ながら文書をスキャンしてここに載せることは許可していただけませんでした。なので、私の言葉となりますが、以下に文書の概要を記したいと思います。

***

この文書は、平成29年4月14日、区立の各幼稚園長・各小学校長・各中学校長あてに、区の生涯学習・地域学校連携課長が、「PTAにおける個人情報の取り扱いについて(依頼)」というタイトルで発行されました。合同校長会での資料です。

文書の内容は、下記の通りです。

  • 改正個人情報保護法が、平成29年5月30日に全面施行されること
  • PTAにも個人情報保護法が適用されること
  • PTAが個人情報をあつかう上で必要なこととして
    1. 利用目的の特定と明示
    2. 適正管理
    3. 第三者提供の場合の本人同意
    4. 個人情報の開示請求への対応 など

***

世田谷区のこの文書では、あくまでもPTAの個人情報の適正な扱いについてのみが、言及されています。

個人としては、PTAのあり方について一歩踏み込んで言及してほしい思いは、正直言ってあります。たとえば…

  1. PTAと学校は別の団体であること
  2. PTAは任意団体だから、会員の加入に際しては入会の意思を問うこと
  3. PTA会費は、給食費等と抱き合わせではなく、PTAが単独で集金するのが本来であること

です。けれど、行政としてどこまで言えるのかな?自治体によって判断がわかれるのではないかな?と考えてしまいます。

2.3.はともかく、1.は改正個人情報保護法の理解の助けに、PTA関係者にたいして行政がいえることだと、私は思います。だって、たんなる事実ですし、「PTAと学校は同じ」と誤解している保護者が少なくないのですから。

個人情報の扱いについては、世小Pと世教委連名発行のPTAのしおり「みんなで学ぶPTA」に、わかりやすく載せていただくことを、願ってやみません。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
PTAと学校は同じと思っていましたよ、過去の話ですが。? (minmin)
2017-05-08 21:31:04
猫紫紺さん、こんばんは。

良くぞここまで来たと言って良いのか?
あるいは、テレビ等でも、PTA問題が言われ始めて
結構経つのに、まだ、こんな所をモゾモゾと
行きつ戻りつしているのか?…とも言えるけど。

理想と現実、建前と本音を使い分けてきた
昔ながらのやり方が、もう、通用しなくなってきて
いるのに、はっきりと昔からのやり方に決別するのが
惜しいのでしょうね。(入退会の任意性の周知徹底)

ごにょごにょ、もごもごと曖昧模糊とした言い方で
なるべくなら、今まで通りにやってもらった方が
面倒がないとお役所は、思っているのかな?

それでも、少しずつでも、嫌々でも(笑)
前に進んでいると思います。
本当は、オセロゲームのように、スパッと
完全に白黒がひっくり返って欲しいけど。
行政は、怖がりだからなぁ…。
返信する
Re:PTAと学校は同じと思っていましたよ、過去の話ですが。? (猫紫紺)
2017-05-08 21:59:20
■minminさま■
私だって、PTAと学校は別の団体だとは、初めのうちは
思っていませんでしたよ~!(笑)
PTAによっては、学校の校章を堂々とつかっているところもありますし、
学校に入るための名札をPTAが発行したりもしています。

川端裕人さんの『PTA再活用論』を読んで
PTAは任意団体だと知り、
朝日新聞の記事『PTA実は入退会自由』(2010.2.21日付)
http://www.asahi.com/articles/ASK4V4FPZK4VULFA011.html
を読んで「入会届がほしいよなぁ」と思っても、
PTAと学校は別の団体、と腑に落ちるまではその後
何年かかかりました…お莫迦な話。

PTAは、建前としては自主独立の任意団体ですから、
政党政治から無縁、宗教とも無縁であるべきです。
行政としては、PTA(社会教育関係団体)の
自主性・独立性をたもつために
コントロールもサポートもしない、というのが建前です。
というのも、戦時中、自治会や婦人会が
軍事国家の手先となるよう、強制されていたからです。

なので、今回の世田谷区の依頼は、あくまでも
「法的措置」になると、私は考えています。

以前、区の社会教育担当の方と対話したときは、
民の力でPTAが変わるのを待っている…
というようなことをおっしゃっていました。

個人的見解と、公務員として動ける範囲(法に規定された範囲)は
ことなるものであるようです。
返信する
先生(教師)も、地方公務員ですよね? (minmin)
2017-05-08 23:41:46
猫紫紺さん、素早いお返事ありがとうございます。

私も、公務員として動ける事と、私的な内面は
イコールではないという事は理解しているのですが。
…たとえば、自分の仕事先でも、仕事として
行動に移せる事と、自分自身の想いとは100%
同じではありませんから。

…でも、本当にそうかな?
と、疑問にも思うのです。

行政が、先の大戦の頃に、一般市民に縛りをかけて
自ら、戦争へと向かうようにと煽動したことへの
反省が、任意団体であるPTAの入退会の自由を行政主導で
周知することの足かせになっているかのような言い方は、私には詭弁に思えます。

個人のお宅で集まって、個々人の意思で活動している
任意団体であるならば、それは、行政が主導すべきではないと納得できるのですが…。

事は、公立学校と云う公共の場で、まことしやかに
さも、PTAと云う一任意団体が、学校とイコールで
あるかのような振る舞いをして、何もそれに対して
知識の無い保護者に対して、強制力があるかの様に
振る舞い続けている…延々と続いてきたその状況を
見過ごし続けてきて、今なお、まだ、そんな
「いやぁ、行政が、一任意団体に、直接的な指導を
するって、どうなんすかネェ?まずいんじゃね?」
的な、へっぴり腰で、どうすんねん?

と、思うからです。

一任意団体の活動内容にまでは、法に触れない限りは
指図は要りませんが。(ここは大切です。)

それなら、わざわざ、銀行や郵便局のATM付近で
怪しい動作をしているお年寄りに、「如何されました?」「携帯電話を使用しながらのATM振り込みは
オレオレ詐偽の恐れがありますが、大丈夫ですか?」
なんて、いちいち、余計なお世話。

一任意団体(詐欺グループ)が、一個人への(多くは年配者)、営利活動を行っているだけなんですから
犯罪として立件されてから、捜査すればいいじゃないですか?行政が、個人の自由である通信の自由まで
奪って、指導をする必要はないのでは?

笑。…な〜んて、屁理屈をこねてみました。
だって、教科書の内容や、受験の方法などは
もう、あっと云う間に変更があり、前例なんて
何処へやら? 昔ながらのやり方が、続いているのは
強制力があるかのように装うPTAくらいなのに、
そこだけは治外法権のように、手を触れないのは
納得がいかないのです。
返信する
Re:先生(教師)も、地方公務員ですよね? (猫紫紺)
2017-05-10 23:43:49
■minminさま■
おっしゃりたいこと、わかります。
それは、私が長年疑問を解消できなくて
もやもやしていることを、ご指摘されているように思えてなりません。

>事は、公立学校と云う公共の場で、まことしやかに
>さも、PTAと云う一任意団体が、学校とイコールで
>あるかのような振る舞いをして、何もそれに対して
>知識の無い保護者に対して、強制力があるかの様に
>振る舞い続けている…延々と続いてきたその状況を
>見過ごし続けてきて、…

まさしく!
これは、PTAを普及させた側のお上(当時の文部省)の
フェアじゃない面、だと思っています。

>…今なお、まだ、そんな
>「いやぁ、行政が、一任意団体に、直接的な指導を
>するって、どうなんすかネェ?まずいんじゃね?」
>的な、へっぴり腰で、どうすんねん?

はい。
私、実は「PTAは、社会を変えるための
世紀をまたいだプロジェクト」だと考えています。
日本人が、民主主義をつかいこなせるようになるための。

それを踏まえたうえで、私は下記の疑問をもっています。

PTAが任意団体であることは、実は何十年も前から
PTA界で話題になっていたことのようです。
(はっきりとした証拠をつかんではいないですけれど)

そして、PTAが任意団体だと、世間に広く
ひろまってきたのは、ここ数年のできごとです。
まずはここ、普通の人が知っている、ことが大事。

それから、PTAは
「ただの任意団体」か?
それとも
「社会教育関係団体」か?
という疑問が、すっきりと晴れないのです。

地元の教育委員会、文科省、内閣、どこにきいても
「PTAは社会教育法上の社会教育関係団体」と答えます。
けれど、社会教育法には、PTA(父母と先生の会)という
言葉は一切載っていないのです。

だから、PTAの法的位置づけは、憲法21条「結社の自由」
になると指摘なさる憲法学者がいます。
つまり、PTAは一任意団体だという説。

けれど一方で、PTAが学校設備を無料でつかえるのは、
社会教育関係団体として位置づけられていると
みなさなければ、無理が生じます。
PTA室、たいていの学校にあるでしょう?
光熱費だって払っていないでしょう?
PTAによっては学校の印刷機を使うでしょう?

この疑問にすぱっと答えてくれる人、いないかなぁ。
返信する
民主的である事を強要する。 (minmin)
2017-05-11 01:59:05
猫紫紺さん、こんばんは。

お返事コメントに、私も心から同意致します。
そして、同じく、「お上主導の民主主義」と云う
大変難しい、厄介なスタートを切ったが為に
未だに、その呪縛を逃れることが出来ずに
そのアイデンティティを確立する事が出来ていないのが現在までのPTAと云う団体ではないかと思います。

ですから、ある人は、建前はどうあろうとも
実質は、お上主導の保護者の互助会システムであるとの認識から、互助会に入っていない者やその子供にまで、同じサービスを提供する必要はないと考えるし。

また、別の人は、あくまでも法治国家であることを
大切に考えて、一任意団体は一任意団体らしく
加入者を正式に募り、ボランティアとしての活動を
その精神に則り行なうべきだとの考え方をとります。

その成り立ちが、彼の国の自主的に始まったと云う
PTAとは、全く異なるが故に、PTAなるものを
自主的に行いなさいと強要されると云う可笑しなことになってしまっているのですよね?

もちろん、純粋にボランティア精神で集まった
人々の集合体ならば、トラブルや軋轢はゼロか?
と云えば、そんな事は無いと思います。
どんな人達の集まりでも、人間が人間である限り
それぞれの感じ方、考え方が違うのは当たり前ですから、トラブルは付き物だと思います。

笑。私自身の事だけを考えてみても、現在の私と
子育て1年生の頃の私とでは、全然、物の見方が
違っています。きっと、以前の私と現在の私は
ケンカになる事でしょう。爆。

笑。また、お得意の脱線してしまいました。

何を言いたいのかと云うと、もうそろそろ
いい加減にしろよと、お役所(学校も含めて)に
言いたいのです。

実質は強制で行くならば、もう、綺麗事はやめて
スッキリとお役所(学校)主導の展開で、保護者に
対して、給食費の支払いや教材費の支払いのように
正々堂々と、一定レベルの我が子に対するサポートを
要請すれば良い。

そうではなく、あくまでも、自主的に行なうことが
前提の保護者を中心とした任意団体からのサポートを
「強制でなく、受けたい。」と望むのであれば
それは、先に受けるつもりのサポートを特定して
クラスからの委員が何名だのと、事前に、受ける側が
要求するのは、主客逆転の事ですから図々しいにも
程があると云う事です。

…ここで、私は、あえて、PTAと学校を一緒くたにして
述べていますが、実質は、強制の色が濃いPTAとは
学校の出先機関と同義語と大概の保護者は感じていると思います。
だって、PTA会長ですら、是非是非、私にさせて
頂きたいと立候補しての就任は、一体どのくらいの
人数の方が、そうなのですか?

本当に、一任意団体であるならば、内部から後継者が
出て然るべきですし、実際、そうでない団体は解散している筈です。「一任意団体」と云う言い方は
それしか法的には、よって立つ立場が確立していない
団体だが、あった方が何かと便利に使えるので
学校側も、その上の教育関係者も、わざわざ、表彰までして囃し立てて存続させたがっているのです。

同じような問題を抱えている仕組みに、部活動が
ありますよね?教師も、余りにも長期間に及ぶ
時間外、休日の仕事にねを上げています。
私は、実は、2人の息子が部活動をしていた時代には
まさか、教師が全くのボランティア活動として
顧問になって生徒の世話をしているとは思っても
みませんでした。大変だけど、報酬はキチンと
支払われていると思っていたんです。汗。

PTAと部活動…どちらの活動も自ら率先して
時間的、体力的、精神的に余裕がある方が
本来的な目的で納得して活動されれば、大変
素晴らしい活動だと思うのですが…。
当事者達が、疲弊して、擦り切れてしまっては
元も子もない。もう、因果を含めて忍耐で乗り切る
時代ではないと思います。と云うか、乗り切れない?
返信する
Re:民主的である事を強要する。 (猫紫紺)
2017-05-11 08:12:32
■minminさま■
おはようございます。
めっちゃ、深いテーマになってまいりましたね。

>そして、同じく、「お上主導の民主主義」と云う
>大変難しい、厄介なスタートを切ったが為に
>未だに、その呪縛を逃れることが出来ずに
>そのアイデンティティを確立する事が出来ていないのが現在までのPTAと云う団体ではないかと思います。

この問題は、PTAだけではなく、他のことにも
あると思います。
ほら、最近また時の首相が狙い出している、改憲や法改正、立法。
「戦後レジームからの脱却」とか言っちゃって、
戦前に逆戻りするような法案がつぎつぎととおっています。

民主主義は万全ではないですが、
独裁主義を止めるために苦心の末に生まれた
人類の知恵、なんだそうです。

日清・日露戦争や第二次世界大戦を引き起こした
日本の体制(軍国主義)を変えるべく、GHQによって
日本は民主化されたわけです。

>別の人は、あくまでも法治国家であることを
>大切に考えて、一任意団体は一任意団体らしく
>加入者を正式に募り、ボランティアとしての活動を
>その精神に則り行なうべきだとの考え方をとります。

実は、、、今朝PTA黎明期の資料を見ていたのですが、
まさに、このおっしゃっている内容が書かれています。
「誰からでもよいが、この話がもち上がって、会の設立のきっかけが早く出てくることが望ましい。そのためにはこの会の主旨が充分理解されて、【民論に依って下から盛り上がる力】でつくられることが何よりも大切である。」
【 】は、猫紫紺追加。

当時の日本人が、民主主義の精神を理解することのないまま
カタチだけ真似て、PTAが普及しちゃったのが、
いまこんなになっている一番の原因じゃないかなと思います。

あとね、ヒトは群れを成す動物ですから、
集団になるとボスの取り合いになる、序列を作りたがる、
という傾向があるんじゃないかと思っています。

そういう本能を、理性で押さえていくのが教育の
ひとつの目的ではないかしらん。
どうなんでしょう。
本能を自覚しているのと、自覚しないのとでは
行動がずいぶん変わってくるのではないかと思うのです。
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