夏休みが明け、2学期になりました。
来週に、運営委員会があります。このまえの運営委員会で、「規約に入退会の決まりをいれたいので、案を考えてきます。」と予告しました。
規約の入退会規定と、活動方針規定を、仕込んでみました。拙ブログ過去記事「PTA規約【会員】条項について考えてみる」を参照しました。
このタイミングで発表するのは拙速かもしれないけど、できたから嬉しくなったので、アップします。
上記文書から、規約案を抜粋します。
■入会についての規約案
第4条 次の者は、この会の会員資格を得る。
1. 本校に在籍する生徒の保護者(又はこれにかわる者)
2. 本校に勤務する教員
第4条の2 この会への入会希望者は、入会届を提出する。入会届の様式は細則で規定する。
第4条の3 この会の退会は、下記の通りとする。
1.(自動退会)子の卒業または勤務校の移動により会員資格を失う者は、会員資格の消滅をもって退会とする。退会届提出の必要はない。
2.(任意退会)転居または自由意思によって退会する者は、退会届を提出する。退会届の様式は細則で規定する。
※ 「会員の権利及び義務は平等である」は削除を提案します。平等の義務は、辛い人を追い込むから。
■同細則案
第3条 入会届
①入会届は、「様式-1」をもって定める。
②入会届は、全学年毎年提出する。
③入会届をもとに、この会の名簿を作成する。
第4条 退会届
①退会届は、「様式-2」をもって定める。
②退会届提出者には、退会届受領書「様式-3」を渡す。
■活動方針についての規約案
7. いかなる場合も、生徒の差別はしない。
または
7. いかなる場合も、生徒は平等に扱う。
これは、下記の第3条に項目を追加する提案です。
うちの中学校PTAは、規約の「活動方針」にりっぱな規定をもっています。
第3条 この会は保護者と教員で自主的・民主的に組織される団体で、この会の目的を達成するために、次の方針にそって活動する。
1. 学級(学年)、地域での話し合いを盛んにし、会員相互の理解、親睦を深め、会員の総意を集めて活動する。
2. 学校や地域の教育環境を整備、改善するために努力する。
3. 会はいかなる個人、団体からも干渉統制を受けず、営利事業や政治的、宗教的活動は行わない。
4. 学校教育に協力し、学校の管理、教職員の人事には干渉しない。
5. 国及び地方公共団体の教育予算の充実をはかることに努める。
6. その他、会の目的を果たすために必要な活動を行う。
***
本部へ文書を送る前に見直して、文言をすこし変えるかもしれません。
ご意見ある方、もしいらっしゃいましたら、どうぞお知恵をお貸しください。
細則 入会届け 3-2 毎年提出
と
4条の3 退会届
の整合性が気になります。現行案では、退会届を出していない(退会していない)のに毎年、再度入会届けを出す、という状況になるかと思います。
「入会届け」を「入会・継続届け」とするほうが良いかもしれません。
a. 入会・継続届け とした場合には、
4-2 の次の項で
4-3 会員には年度の初めに継続の意思を継続届で確認する。届けの様式は細則で定める。
が必要になるかと思います。
b. 継続届けは設けず、年度末に一旦自動退会する、(結果、翌年度改めて入会届けを提出)、という仕組みもありかも知れません。
はじめまして、コメントありがとうございます!
Twitterからいらっしゃったのですね。
規約・細則案、不備をご指摘くださり、
また、そこを補完する的確なお知恵をくださり、助かります。
目からうろこがぽろっと落ちました。
今年の4月、私の所属する中学校PTAは、入会届を導入しました。
http://blog.goo.ne.jp/yamyam00/e/d3b9fe41f4037012e7945e6cafe3900a
「PTA入会申込および委員・お手伝い係希望表」とあり、
全学年同じ書式のようです。
この書式、内容は完璧ではありません。
気になる個所は
・継続者の希望欄がなく、毎年入会としていること
・そのくせ、前年度・前前年度の活動実績を書く欄があること
です。
ご提案の
> a. 入会・継続届け とした場合
の方に、私は惹かれます。
改善提案するなら、規約・細則と入会・継続届をセットに
する必要がありそうです。
運営委員会までに、手が回るかしら…?
3. 会はいかなる個人、団体からも干渉統制を受けず、営利事業や政治的、宗教的活動は行わない。
政治的活動となると幅が広くなります。教育政策にも意見が言えなくなります。「特定政党に関わる活動」が一般的かと。文部省の第2次参考規約でも特定政党です。
こんばんは!コメントありがとうございます。
たっ…確かに!
ただの「政治的活動」だと、おっしゃるとおり、
教育行政にモノを申せなくなりますね。
拙PTAの規約第三条には
>2. 学校や地域の教育環境を整備、改善するために努力する。
>5. 国及び地方公共団体の教育予算の充実をはかることに努める。
とありますから、規約内で、自己矛盾しています。
第二次参考規約には、
>第五条
>二、特定の政党や宗教にかたよることなく、またもっぱら営利を目的とするような行為は行わない。
とあります。
これだと、特定の政党にかたよらなければ、
政治的活動をしてOK、というように読めて。すっきりしません。
ご指南のように「特定政党に関わる活動」ですと
キレイにおさまりますね。すばらしい!
ありがとうございます。
ただ、規約細則の改善箇所が増えてくると、新たな悩みがでてきます。
よくばりすぎると、焦点がぼけて、肝心の入退会規約が
通らない可能性がでます。
経験済みです。
ここはOne issue で行く方がいいような気も…
作戦に、迷います。