新国立競技場が東京オリンピックのメーンスタジアムとして建設予定されている。先日この建物について方針の決定がなされたとニュースが流れた。
旧国立競技場の跡地に予定されているが、収容人員八万人以上、総工費千三百億円としての計画だ。デザインは女性建築家ザハ・ハデット氏、公募後採用予定となっている。工期は今年十月からオリンピック開催前年四月まで予定。
総工費予算はこれまでのオリンピックメーンスタジアムの建設費も参考にされたとか。さて、建物についての決定された方針はデザインを活かす案で約二千五百億円の建設費になるものと。
私の住んでいる地域には自治会がある。この会では年に一度総会が開かれ決算報告と来年度予算の説明とが行われる。自治会はこの予算で運営され、予算と決算とには大きな隔たりはない。予算は会費で賄われるため隔たりは会員負担に繋がるためでもある。
新国立競技場の場合だが、この決定は予算の約二倍の金額を「OK」したものである。個人か組織の長か、OKをした人には疑問を感じる。予算との隔たりを少なくする努力を行うことが先ず必要だろう。
日本は累積赤字に長年苦しんでいる。支出を抑えることにもなるはずだ。この決定にはがっかりしている。
写真は「生活情報・生活スタイル・気になることは?」ページより
(出所:dezeen)