さちのか
いちごを上手に作ることはここ数年の私のテーマだ。去年の十一月終わりにビニールハウス内の地べたに三株を植えた。経験して成長の過程を知りたいためだ。
いちごの実は四月終わり頃に採れ始めた。ランナーは次年度の苗のヘソの緒に当たる。クラウン径とは苗の葉の付け根ギザギザ部の径。水やりは葉に水が触れない要領で、多い時期には一株に三百ミリリットル毎日吸収する、ナスの水やりに似て多量だ。休眠中にはこまめに葉欠き、病気が出にくくなる。などを知ることができた。
今年はプランターに植付けする。架台に乗せ二段に配置して面積当たりの株数を増やす。地べたで育てないため経験のないことに出会うだろう。水やり、マルチ、施肥、葉欠きなどやはり調べながら試作する。
収穫の時期が十二月に始まるように育てることは目標の一つだ。がそれは並行して、来年の準備として進めておきたい。
さて先ず架台は自作する予定。図面を描いて材料を入手して・・。こんな進め方のため時間と競争になることも多そうだ。
鼻先のにんじんを追う馬に似て、私もきれいで美味しいいちごを追いたい、楽しみながら。