戦争 核兵器
1月22日核兵器禁止条約が発効した。この発効の機会に合わせて、この条約が成立するまでの課題について、テレビの特番があった。とても印象に残るものだった。
多くの国が、この条約は必要だと投票した。その理由は、先ず1、被爆者:日本の広島県や長崎県で被爆した人。その縁者は現在、多くの国で生活している。核兵器所有国(アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、中国、インド、パキスタン)が爆発実験した際にも実験場所周辺の多くの国に被爆者は生まれた。 次に、2、非核国:所有国間の削減協議は戦後75年経過するも、進んでいない。待っているだけでは恐怖から逃れられない。スイスからの発信が、多国の意見となるきっかけだったと聞きました。
この条約により、核兵器は非道徳なものから違法なものとなりました。内容は、開発、保有、使用、威嚇の禁止。威嚇とは核抑止の考えを否定していると。そして交渉参加:120国以上、交渉反対:38か国だったとも。
2月3日中国新聞に、毒ガス島・大久野島に学ぶとの記事がありました。島の歴史研究所事務局長山内正之さんは「ガスを造る時に健康を害した人は被害者です」「使用して現地にはたくさんな被害者がでました」。戦争では被害と加害は絡み合っている。戦争をすれば国民が殺されるだけでなく、国民が他国の人間を殺すことにもなる。そのことを私たちは学び、子供たちに伝えなければなりません。島は戦争の本質を知る資料館と言えます。戦争の本質を知って核兵器廃絶を訴えると説得力が生まれるでしょうと。威嚇を伴っており核抑止の考えは成立しなくなりました。アメリカ核の傘の下にいる日本は、考え方を修正することを求められているようです。