信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

長野県治水砂防協会犀川支部理事会及び総会&日岐と小舟上空からの風景

2024年07月25日 | 生坂村の風景
 7月25日(木)は雲が多くスッキリしない空で昼間は蒸し暑くなりました。
 午後2時30分からは、生坂村営やまなみ荘において、長野県治水砂防協会犀川支部の理事会が行われ、高野所長による犀川砂防事務所の事業概要説明や、令和5年度事業報告及び決算報告、令和5年度市町村負担金精算額、令和6年度事業計画及び予算(案)、令和6年度市町村負担金予定額(案)などが協議され、原案通り総会に諮ることになり、役員改選では事務局案を総会に諮ることになりました。


 その他では、私から今年中に犀川砂防事務所の改修事業が竣工しますので、来年1月には現地で事業説明の後、祝賀会を開催しては如何と提案し、全理事の賛成で開催日の日程調整をすることになりました。


 午後3時からは、信州大学 地域防災減災センター長 菊池聡様から、「防災・減災のための心の科学 ~逃げ遅れゼロをめざして~」と題して講演をしていただきました。


 リスク認知の歪み(バイアス)が私たちの防災減災行動を左右する、災害やリスク場面で危険を招く認知バイアス、素早い避難と、災害への備えを促す具体的な方策など、分かりやすく講演をしていただきました。


 午後4時20分からは、長野県治水砂防協会犀川支部令和6年度通常総会が始まり、支部長の私から、我が犀川砂防事務所の管内では、お陰様で今年は土砂崩落等の大きな災害は発生しておりませんが、近年の気候変動などの影響により、台風の大型化やゲリラ豪雨の発生など各地で災害が多発しており、本県においても令和元年東日本台風による甚大な被害をはじめ、毎年のように県内各地で多くの災害が発生しているところでございます。

 我々の地域は、大雨に弱い急峻な地形、脆弱な地質のところが多いところでして、住民の皆様の安全・安心な生活を守るためと防災・減災による災害に強い県土づくりの観点からも、治水・砂防事業は大変重要な事業でございます。


 そういう状況下、資料にあります通り、砂防事業、地すべり対策事業など、現在も多くのハード事業を行っていただいているところでございます。
また、ソフト面では、、地区防災マップの作成支援、砂防カードの作成と配布、小・中学生に対して、治水砂防事業の重要性等についての防災学習を行うなど、日頃からハード・ソフト両面から、防災・減災対策の取り組みをしているところでもございます。

 しかし、まだ地滑り、急傾斜、土石流の警戒区域が多い地域でございますので、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策を計画的に推進するための必要な予算を確保するとともに、5か年加速化対策後も改定国土強靱化基本法を踏まえ、防災・減災対策に継続的に取り組んでいただくなかで、引き続きしっかりと事業実施をお願いしていかなければと考えているところでもございます。

 最後に、本日は初めて構成市町村の職員各位にもご参加いただき、先程は講演会を行い、総会後は意見交換会を行いますので、皆様にとって有意義な時間となりますことをお願いしますとともに、今後もご来賓の皆様、構成市町村の皆様には、治水砂防事業の推進、犀川支部の運営・要望活動等にご理解とご支援をお願いいたしますなどと、開会に当たりましての挨拶とさせていただきました

 続いて令和6年度 長野県治水砂防協会犀川支部長表彰をさせていただきました。
  令和6年度 長野県治水砂防協会犀川支部長表彰として、松本市の「七嵐町会」様を表彰させていただきました。

 「七嵐町会」の皆様は、平成20年に長野県犀川砂防事務所と「砂防等施設維持管理ボランティア活動」協定を締結されて以降、上手沢砂防堰堤周辺の草刈りや管理道路の側溝の泥上げ清掃、路肩の草刈り等を継続的に実施されている。
 環境美化に地域住民が一体となって長年取り組んでおり、その功績は顕著であり表彰させていただきました。

 表彰式の後は、七嵐町会の方、ご来賓の皆様、犀川支部の理事の皆様などで恒例の記念撮影をしました。

 その後長野県議会議員 宮澤敏文様、長野県議会議員 寺沢功希様、長野県議会議員 青木崇様、国土交通省 北陸地方整備局 松本砂防事務所長 石尾浩市様、長野県建設部 参事兼砂防課長 吉村元吾様から、それぞれのお立場から祝辞を頂戴しました。

 続いて私が議長を務め、令和5年度事業報告・歳入歳出決算報告について、令和6年度 事業割り負担金の調整率について、令和6年度事業計画(案)・歳入歳出予算(案)について原案通り承認されました。

 役員改選では、私が支部長を再任し、新たに副支部長に太田筑北村長、監事は塚原麻績村長が再任し、もう一人の監事に矢口池田町長が新任、理事は臥雲松本市長、太田安曇野市長、牛越大町市長が再任と決まりました。

 その後、初めて、職員各位にも意見交換会に出席していただき、お酒を酌み交わせながら歓談をさせていただき楽しいひとときを過ごしました。
本日は、ご来賓の皆様、構成市町村の首長、部長、職員各位、犀川砂防事務所の皆さんなど、ご出席いただいた関係各位に感謝を申し上げます。

日岐と小舟上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、ノーマイカーデーでしたので、我が家から日岐と小舟上空にフライトさせて、朝霧が残っていた風景を撮影しました。


 その他生坂村では、ノーマイカーデー、中学校で3年保護者懇談会③、健康応援隊in下生坂、子育て支援センターで小児救急法講座、民生児童委員定例会、平林太一選手パリ2024パラリンピック大会出場報告などが行われました。


平林太一選手パリ2024パラリンピック大会出場報告

2024年07月25日 | 生坂村の報告
 7月25日(木)午後1時30分から、生坂村出身の平林太一選手が、パリ2024パラリンピックのブラインドフットボールに出場される報告に、お父さんと松本山雅BFCの丸山さんと一緒に来庁されました。

 平林太一選手は、生坂村で生まれ小学校2年生まで暮らしていました。私はその頃村長になっていましたので、盲目でした太一君が気になっていまして、小学校に入学する時には生坂村として初めて副学籍制度を導入しました。

 この制度は、特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が居住する地域の小・中学校(通常学級)に副次的な籍(副籍)をもち、交流を通じて、居住する地域とのつながりを維持・継続するための制度です。

 藤澤総務課長の進行で、出席者の紹介、ブラインドフットボールの競技概要を説明後に、平林太一選手から自己紹介と抱負を述べていただきました。

 太一君は、日本代表になるという小さい頃からの夢は叶えられたので、出場できるパリ大会はみんなで力を合わせてメダルを取りたい。支えていただいている皆さんの思いを背負い、全力でプレーして、点を取ってチームに貢献し、メダルの取りたいなどとしっかりした口調で話され、プレッシャーがあるなかでも日本代表としての自覚を持たれ、頼もしさを感じました。

 私からは、保育園の頃を少し覚えていますが、すっかり立派になって、パリパラリンピックのブラインドフットボールに出場することにお祝いを申し上げ、生坂村出身者が世界大会に出場することは初めてで名誉なことですし、練習は大変ですが生坂村のみんなもとても応援していますから、練習の成果を発揮して、メダル獲得の報告をお待ちしていますなどの激励の言葉を申し上げました。

 そして、「美味しい物でも食べてください」と言って、村からの激励金をお渡ししました。

 次に、生坂サッカースクールの児童、保育園年長組の園児、小学校の児童、中学校の生徒、太一君の同級生、いくスポ参加者の皆さん、それぞれの応援メッセージのビデオを聞いていただきました。
 太一君は笑ったり、照れくさそうだったり、ニコニコととても嬉しそうに聞いていました。

 その後みんなで、ブラインドフットボールの試合内容、パリパラリンピックの日本チームの放映時間、相手チームとの対戦成績や相性、PVを見ながら生坂村からしっかり応援すること、いくスポで体験したブラインドサッカーの難しさ、チームワークの作り方、学校の勉強や余暇の過ごし方、好きな食べ物など色々なお話をさせていただきました。


 最後に皆で記念撮影をして終了しました。平林太一選手には練習などで大変お忙しい中、生坂村までお越しいただきありがとうございました。報告に来ていただく時には、太一君好物のかあさん家のおからドーナツをご用意しておきますので、是非とも生坂村にメダルを持って帰ってくるために頑張ってください。