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潜在意識を変えられるという事を詳しく教えて欲しいという質問が有りましたので

2007年08月03日 | 心理療法ハッピーライフ
潜在意識を変えられるという事を詳しく教えて欲しいという質問が有りましたので


2007年8月3日(金)
心理療法ハッピーライフ 矢野裕洋


まず、最初に、潜在意識の事を考えて行きましょう。


潜在意識の中の何でも変えられるのではなく、表面的なものしか変えられません。

しかし、表面的なものが、性格と見られる大きな所で、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病などの原因でもあります。

ここは、考え方という言い方をしても良い所で、考え方ですから間違った考え方も入っていますし人生の中で加齢と共に自然に若しくは何かのきっかけが有って変わる場合もあります。

意図して変えるには、変える為の方法と努力が必要ですが、変えられます。

ですから、心理療法が効果を出すのです。



潜在意識の働きは同じですが、形成される過程に焦点を当てると潜在意識を3っに分ける事が出来ます。

1つ目は、生まれる前から潜在意識に入っているものです。

例えば、誰も教えないのに、オギャー、と泣いたり、お母さんのおっぱいの飲み方を知っていたりする事です。


2っ目は、生まれてから特に5~6才位(個人差があります)に環境遺伝として入った基礎的なものです。

例えば、日本人の両親の遺伝子を持って生まれて来ても、生まれて直ぐにアメリカ人の白人の夫婦に育てられたら、アメリカ人のアイデンティティを持ちます。日本人の遺伝子を持っていますから、外見は日本人ですが、英語で思考をしたりアメリカ人の民族意識を後天的な、環境遺伝(DNAではなく環境による遺伝)によって潜在意識に入っています。


3っ目は、人を殺してはいけない、人の物を盗んではいけない、してはいけない事を恥ずかしいとして受け入れる、など、2っ目と同じく後天的なものではありますが、基礎的ではなく表面的なもの。

例えば、対人緊張症の原因の人を気にし過ぎる考え方や多くの神経症の原因の不安がり過ぎる考え方などや、電車を怖がるパニック障害の方が、ドアが閉まったら閉じ込められた、と感じる考え方などです。


この話は私の所では他に自己実現型の予言の話など色々な話をしながら説明をして行きます。