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難しいと思う時 井上ひさし著 喜劇より

2007年08月17日 | 心理療法ハッピーライフ
難しいと思う時 井上ひさし著 喜劇より


2007年8月17日(金)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


茶々さんへ
私に直接来たメールに茶々さんの質問はとても良かった。
というメールが来ていますよ(笑)。
また、ご連絡をお待ちしていますね。


さて、今日のテーマは、頑張っているのに効果の出ない人へのメッセージです。

私の所のセラピーを受けられて難しいと言われる方へのメッセージでもあります。

難しいのではありません。
何故ならば、100人の内、対人緊張症や神経症やうつ病などで精神科や神経科、心療内科に掛る人は何人くらいだと思いますか?
私自身、このような統計資料を見た事は無いのですが、心のトラブルで医師に掛る人が増えているといっても、間違いなく1割以下でしょう。

では、何故、難しいと思うか?
特に私の所に来られて或る程度の所まで来て難しいと言う人は、自己流になっているからなのです。
間違った努力をする方向に向いていたらどんなに血のにじむ努力をしても報われない可能性が高いのです。


井上ひさしさんの喜劇ドラマの内容だったと思うのですが、

大学受験の浪人生がほとんど寝ないで血のにじむような努力をして勉強をしているのです。
勉強の内容は、とても厚い英語の辞書を一ページづつ覚えて、覚えたら覚えたページを食べてしまうのです。
本当に血のにじむような努力をしているのですが、入学試験の日になっても、とてもとても厚い辞書でしたから、M、の所までしか行っていないのです。
さて、この努力は大学合格という形で報われるでしょうか?
当然、ドラマの中の浪人生は不合格になりました。

「努力はしているのだから認めるべきだ」

と言う人がいます。

言っている事は分かりますが、

大学入試もそうですが、

対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病に関しても、

結果(効果)を出さなければ努力の意味は無いと私は思います。

逆に間違った努力をしていると、効果が出ない為に、治らない為に、疲れて、人生をあきらめる、という悪い方向に向かってしまいます。

間違った努力は、価値はありません。

効果が出ないようでしたら、自分を客観視して、正しい努力かどうかを確認しましょう。

素直になりましょう。