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原因と結果の法則(1)

2007年11月24日 | 心理療法ハッピーライフ
原因と結果の法則(1)


2007年11月24日(土)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
No.2


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


さあ、今日から、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病を認知行動療法的な方法で治す講座のスタートです。

皆さんのコメントやメールに沿って書いて行く予定ですからどんどんご意見を寄せて下さいね(笑)。

まず、最初に、私の所で、今日の題名にもなっています『原因と結果の法則』をしっかりと納得して頂かなければ次へは進めません。
この『原因と結果の法則』をしっかり理解して意識し続けて頂かないと、同じ日本語をしゃべっているのに、私との会話が成り立たなくなるのです。
私の所で上手く行かない人の多くは、この『原因と結果の法則』を十分に納得していない人と言っても構いません。
十分納得していないから「治して貰おう」という気持ちが残っていたり、私は原因に焦点を当ててしゃべっているのに、結果に焦点を当てているから「矢野先生の言う事は難しい」
「矢野先生の言う事は意味が分からない」などとなるのです。

最初に言っておきますが、私は対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病を治す事は出来ません。

後ほど詳しく書きますが、私の所の基本スタンスは
『多くの困っていない人たちの考え方を身に付けて頂く事で多くの困っていない人たちと同じように困らなくなって頂く』
なのです。

多くの人たちと同じになる事が難しい分けがありません。
大丈夫です(笑)。


対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病の原因は、多くの病気の原因とは違って考え方です。
多くの病気の原因は細菌やウイルス、老化、アレルギー、遺伝、薬物などが原因になっていますが、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病の原因は考え方なのです。
考え方が変だから、人の事を必要以上に気にしたり、十分備えたらそれ以上備えては逆作用になるのに備え過ぎてうつ症状が出たりしているのです。

結果から見たら、対人緊張症も神経症も正確由来のうつ病も精神科や神経科、心療内科に掛かる程でしたら、日常生活もままならない状態でしょうから病気と言って良いと思いますが、原因を見ると他の病気とは大きく違うのです。

では、何故、私の所に来られた方が楽になるのかと言うと、私は多くの困っていない人たちの考え方を披露して受け取って頂くお手伝いをしているのです。

例えば、新入社員のA君とB君が一緒に同じ失敗をして一緒に同時に部長に怒られた後、A君は胃の辺りを押さえて「部長に怒られて胃が痛い!」と言っているのに、B君はケロッとして社員食堂の自動販売機の缶コーヒーを美味しそうに飲んでいたりする光景を想像できませんか?
そして、A君は医師に掛かると神経症と診断されるでしょうがB君は何もありません。
同じ新入社員で同じ失敗をして同時に怒られたのに、何故、B君は平気なのでしょうか?
答えは、A君とB君の考え方が違うからです。
B君はA君と違い、勘違い、誤認知、勘違いや誤認知による妄想、などが出ていないのです。

例えば、100人いれば何人くらいの人が一生の内、精神科や神経科、心療内科に行かれると思いますか?

私はこういう統計を取っている資料を見た事がありませんから、私の感覚で答えますが、100人中5人くらいだと思います。
多くても、10人はいないと思いますが皆さんはどう思われますか?


結果には必ず原因が有りますよね。

原因はなく結果だけが存在する事は絶対にありません。

本当の病気もそうです。
風邪を例にすると、原因(細菌) → 結果(病気) となります。
原因の細菌を薬や免疫力で退治することで結果の病気、この場合は風邪が治るのです。

しかし、多くの人たちは、病気 = 医師に治して貰うもの という強い固定観念があります。
ですから、医師には結果の病気の症状を伝えれば良いのです。
日本人は生まれる時から医師(産婦人科)にいますから医師との付き合い方は良く知っています。
医師にお任せをすれば良いという考え方です。

対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は『病気』と思い込んでいますし、結果から見たら病気で良いと思います。
しかし、原因から見たら、『おかしな考え方が原因』なのです。
例えば、対人緊張症の人でしたら『人は自分の事をとてもよく見ている』というのが『おかしな考え方』の一つです。

30歳くらいの赤面症で悩んでいる男性を想像して下さい。
彼が私の所に赤面症が辛いと言って来られたとしましょう。
私がどんな感じですか?と聞くと、
「毎日、会社で何度も何度も赤面をしています。その度に会社の上司や同僚、部下が大笑いをするのです。」
と言うのです。
私がどんな風に大笑いをするのですか?と聞くと、
「皆、大人ですから顔に出したり声に出したりしては笑いませんが腹の中では大笑いをしているのです。そして、自宅に帰ったら奥さんや子供、親と同居をしているのでしたら親も含めて私の赤面の話を一晩中話して大笑いをしているのです。」
と言うのです。
どうもこの男性の考え方からすると、上司や同僚や部下は自宅に帰ってテレビも見ないで子供の教育問題も家のローンの問題も嫁姑の問題も何もなく、毎日ほとんど寝ないでこの男性の赤面を家族そろって笑い続けているそうなのです。

この人は極端な例ですが、私の所にはこの人のような人が多く来ます。
自意識過剰、別の言い方をすると、『この世の中の王様』になっているようなものです。

『あなたが思っているほどあなたの事を人は見ていない』とか『恥ずかしいと怖いは違う』など、多くの困っていない人からすると当たり前の事を必要なだけ受け取って頂けば、『原因と結果の法則』原因のおかしな考え方が修正されたら結果の症状はなくなります。

しかし、重要な事は、他の細菌やウイルスが原因の病気と違って、『あなたの考え方はあなたしか変えられない』という事です。
ですから、他の病気と同じように、『治して下さい』では駄目なのです。
考え方を変えなければ対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は治らないのです。
ですから、病院に何年も十数年も何十年も掛かっても治らないのです。


『原因と結果の法則』その1、
あなたが原因の考え方を変えなければ治らない、あなたの考え方はあなたしか変えられない、という事です。


お分かりになりましたでしょうか?

次回は、『原因と結果の法則』その2、結果良ければそれで良し、では駄目だというお話です。

ご意見、ご感想などをぜひ宜しくお願いします。
皆さんのご意見やご感想が私のエネルギーになります。

前言を取り消します。ごめんなさい。

2007年11月24日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です。

前回、このブログは最終回にします、と書きましたが、その後、ご意見を頂きまして、最終回を取り消します。
ごめんなさい。

「ヤフーで最初から系統立って書かれるのは良いと思いますが、ここまで書かれたこのブログが勿体ないですよ。何でしたら、ヤフーはヤフー、このブログは上級者用とか通われている人用とかにされてはいかがでしょうか? 時間が取れないのでしたら当面は同じ物を載せても良いのではないでしょうか?」
というご意見を頂きまして、その通りだと思いました。

当面は同じものを載せますが、将来的には違うものを書いて行きます。

今後とも、宜しくお願い致します。