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近所のジャスコの本屋で立ち読みをしていたら、下の娘がこの本を手にしながら「ジンベイザメってほんとにこんなに大きいの?」とぬかしたので、美ら海水族館で何度も見ただろう、というと、まだ行ったことがない、などと返してきた。
東京の人があまりスカイツリーに興味を示さないのと同様に、沖縄の人もそれほど美ら海へは行かないわけで、(岡星息子のりゅうは学者肌なのでしょっちゅう行くが)そういえば最後に行ったのは娘がまだ2歳か3歳のころだったから、記憶に無いというのももっともである。
家族どもは来月、沖縄から離れるので今のうちに行っとかな、というわけで、久しぶりに来た海洋博記念公園は相変わらず修学旅行の生徒でいっぱいだった。
俺は巨大水槽はもう見飽きているので、新しく出来てた休憩所で一服しておった。
無料ののWIFIが飛んでいたので拾ってみると、中国語で何かの同意を求められた。
是というボタンを押した。
するとどういう訳か金融関係のサイトは見ることが出来なくなった。
ヤフーファイナンスもダメだなんて、いったいどういう種類のフィルターか。
そういえば、中国に行ったときにはエッチ関係のものが見られなくて困ったものだが、ドバイでは見るには見られるが全裸も半裸も胸部と腰部にベタが塗られる、というなかなかに蛇の生殺し的なフィルターが装置してあるらしくて、たとえば広告の5歳くらいの水着の女の子にもベタが塗られるというその技術というのも考えてmるとなかなかにすごいものだのう。
休憩所の一角が展示コーナーになっており、各種の骨格や標本が並んでいる。
後ろにいた女子ふたりが
「この長い魚なんだっけ」
「これはね、えーっと」
「りゅうきゅうのつかいのホルモン漬け・・」
などとガツンとくる会話をしておってカメラがブレて仕方がない。
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娘と合流し、ジンベイザメの感想をきいてみると「下に沈んでいるエイのしっぽのとげがすごかった」という、連れてきた甲斐のない返事には少し凹んだが、その後オキちゃん劇場というイルカのショーを観ていたら、ゴンドウイルカというでかいやつがとつぜん大脱糞しやがって、黄色く変色していくプールを見た男子高校生たちの猿のような歓声と、女子高生たちの悲痛な叫びが聴けて溜飲が下がった。
その夜は琉球冊封使が饗応でホルモン焼きに舌鼓を打っているシーンを想像してしまい、なかなか寝付くことができんかったな。
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