帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

The Man in the High Castle

2017-02-04 11:04:00 | 本・マンガ・映画
テレビのない生活。
慣れると、なかなか悪くない。
民放のアホニュースでイライラさせられることがないのは精神衛生上とてもよろしい。

そのかわり、アマゾンプライムの視聴は確実に増えた。
カウチポテトなんていう言葉があったが、よしざるもまた確実に豚に近づきつつある。

今回は巨匠リドリースコット総指揮

THE MAN IN THE HIGH CASTLE

第二次大戦、ドイツが原爆の開発に成功!
ワシントンDCをピカドン、爆心地国会議事堂!
連合国、降伏!
大東亜共栄圏、復活!

という前提で、北米大陸は



東海岸ドイツ、西海岸日本で二分され、ロッキー山脈あたりは緩衝地帯というスラム。

舞台である1960年代の生活が見事に再現されていて、CGってやっぱすげぇと思わされた。
でも、枢軸国や近代史に興味ない人には全くおすすめできない、ていうかわけがわからないかもしれない。ヒトラー好きの俺でさえ何度か寝落ちしたもの。

ストーリーは始めのうちは冗長だけど後半からじわじわきます。
日独冷戦とか。
地中海をジブラルタル海峡でせき止めて淡水化し、サハラ砂漠を農地に、とか。


まあ、日本文化の設定や日本語のイントネーションが多少アレなのはお約束。

それでもベストキッドの頃よりはだいぶマシになりました。
少なくとも神社で銅鑼は鳴らないし、みんなででんでん太鼓やったりしない。
ブレードランナーやブラックレインのリドリースコットですから、一定の日本品質はキープされています。(日本人をもっと使えばいいのに)

そんなことより邦題「高い城の男」というのはもう少しどうにかならなかったのか。

ハイパーメディアなんとかの人を思い出してしまうではないか。
エリカ様はどうして劣化しないのか。
まぁ、どうでもいいか。

そういえば、昭和後期の男子をトリコじかけにした、タムリン・トミタは


嘉手納基地の中で生まれたそうですよ。
これもまったくどうでもいい。


高い城の男、原作を読んでみたくなりました。



日系移民が多い南米は大東亜共栄圏か。
中米との国境がスパッと直線なのが気になる。

さあ、今晩からシーズン2に突入だ。
(シーズン3、現在作製中)








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