家人たちは本土に帰省中。
うちでじいちゃんとぼんやり甲子園観戦。
沖縄の興南高校が優勝しました。
テレビでみてると、あれね、選手たちがすごく堂々としてるのね。
観客4万人ていったら、眼が8万個でしょ。
8万のレンズでじっと見られた上に大声援なんかされたら、俺なら失禁確実だよ。
近頃の10代ってすごいなぁ。
野球も終わったので、夜釣りでも行っかということで二人で北部の瀬底島へ。
狙いはタマン(ハマフエフキ)という魚だ。
まだ釣ったことはないが、沖縄の県魚の座をグルクンと最後まで争ったこの魚には伝説がある。
引きがものすごく強烈で、置き竿を20メートル吹っ飛ばす
うむ。心してかからねば。
島のビーチに到着するなり、じいちゃんが流木で竿立てを作りはじめた。
三脚はもってきてるんだけど、流木をみるととりあえずなんかつくりたくなっちゃう人なのでだまって見ておく。
すると後ろに大きな虹が現れはじめた。これは吉兆に違いない。
と思ってたら、雨がザーっと降る。

ただのスコールの前触れでした

雨上がりの夕焼けはいつも美しい
かんじんの釣りはまったく当たりがなく、エサのボラは齧られた気配もない。
とっぷりと暮れたころ、近所に在住するM谷氏が娘さん二人を連れてやってきた。
暇なので皆で頭上の星を眺めつつ雑談していると、突然竿が暴れだした。
ガシャン・ガシャンと竿先につけた鈴が鳴る。
タマンきた===!

釣れたのは竿を吹っ飛ばすほどのサイズではありませんでしたが、しかしこの1時間後に大物がヒットして腕がパンパンになるほどの格闘の末、10号の糸をぶち切られました。
伝説どおり、タマンはさながら海のイノシシのようでした。
ぶもー、今夜は刺身だ。
ところで泡盛はどこだ?