熊澤良尊の将棋駒三昧

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作品 文章 写真 販売品

龍虎

2010-11-22 19:25:47 | 写真

11月22日(月)、だいたいが雨。

朝から雨がショボツイテいます。
文書作り1件、手紙3通、根付けの製作と、今日はどちらかと言うと雑用に追われました。

昨日の夕方、駒箱に「龍虎」という文字を漆で書きました。
ある方から頼まれたものです。
「龍虎」が良いか、「壽」が良いか。
どちらかで書いてほしいとのことで、選択は小生に任されましたので、書く直前に「龍虎」に決めました。
理由は特にありませんが、1字よりも2文字の方がバランスがとりやすいと思ったことは確かです。
勿論、たっぷり漆を穂先に含ませて、一筆で書く筆の流れが全ての結果を生み出すことになります。
ぶっつけ本番の一発勝負。

深い駒箱の中に、墨で書くことは結構あるのですが、漆で書いたのは昨日が初めてでした。
平たいところに書くのとは違って、筆は穂先に近い方ではなく、ラベルの貼ってある軸尻のあたりを持って書くので、いつもとは多少違います。
そのような書き方は、慣れれば難しいことではありませんが、駒箱の蓋の限られたスペースに、ほど良い大きさで、バランス良く上手く書けるかどうか。
100%自信があるわけではありませんが、とにかくやってみました。

 箱は「奥山作」。島桑の隅丸。立派なものです。
それを小生の下手くそな文字で汚すのは許されないことですので、多少は緊張もします。
「書き損じたらどうするか」などと、書く瞬間には頭をよぎりました。

結果は、写真の通りです。
多少懸念していたチジミはありません。
半日経って、漆がほぼ固まったので、写真にしました。
それに、依頼者は海外にいらっしゃるので、先ずは映像でご覧頂こうとアップしました。いかがですか。

 なお、箱の周りには、不注意で傷がつかないように、厚紙で養生をしています。 
箱の全貌をご覧ください。

 

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