熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

出てきた蒔絵筆

2012-11-26 05:31:21 | 文章
11月26日(月)、曇り。

昨日は、ポカポカ。
陽ざしは暖かく空気が澄んでいました。
まさに、小春日和(こはるびより)。
15時頃には澄み切った東の空に上弦の月が出ていました。

仕事場で探し物をしていると、思わぬ発見。
密閉したビニール袋に入った「黒軸の漆筆」が6本出てきました。
そう言えば去年、白軸を10本買い足したときに、もう少し黒軸があったはずだがなあ・・。
そう思ってはおりました。

今回出て来たのは25年くらい前に、東京の新橋で買った10本の内の6本。
早速1本1本、水毛が健在であることを確認。
水毛は虫にやられやすい。
やられてしまっては元も子もありません。
すべてOK、ヤレヤレ良かった。

四角い缶に保管してあったものと加えると、手付かずのままが31本。
取りあえず、その様子を写真にしました。
大阪の「角岡」は一昨年でしたか、廃業してしまったので、今では貴重品。
否、昔からも貴重品でした。
漆の世界では、これに勝る筆は無いと言うことを聞いています。

なので、新しい樟脳と一緒にビニール袋に入れて、ブリキの缶へ。
31本あれば、大事に使えば30年間使えると言うこと。
つまり、100才になるまで駒づくりが出来ると言うことかな。

今日はそんなお話。
では、これで失礼します。
また、明日に。
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