熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

玉玉王

2018-02-19 20:33:10 | 文章
今朝は、-2℃。
まだまだ寒い今日この頃です。

ーーーー
岐阜のMさんから「玉将、玉将、王将の3枚を造る理由」のお訊ねがありました。
「大(数が多い)は、小を兼ね、邪魔にはならない」こともありますが、遊び心でもありますかね。

 元々、江戸時代以前の将棋駒は、2枚とも「玉将」の双玉でした。
 そしてもう一つ、我が国において「玉」は、唯一無二の天皇を意味(玉座、玉体)しています。

 対して「王」は、天皇の甥っ子とか地方の豪族の長であり、いつの時代も王は何十人と存在していました。
 で、「玉」と「王」では、どちらが上位にあるかは明白ですね。

 それに、元々将棋駒は「双玉」だったのが、江戸時代に「王将」の駒が造られるようになりました。
 以降は、次第に玉将と王将になったという歴史的経緯があり、王将は玉将に比べて新参者なのです。

 しかし、何故か今ではタイトル戦や公式戦では、王将を上位者が持つようになっています。
 これは、小生に云わせると、「おかしなこと」なのです。
 何故このようになってしまったのか。
 歴史的経緯と言葉や漢字の意味を考えれば、どうやら「どこかで間違えた」、そのように思うのです。

 ところで小生が、時として「玉玉王」の3枚造る理由ですが、
 温故知新といいますか、昔の雰囲気で、時に「双玉」で指すのも一興。
 「玉玉王」ならば、それを可能にするのです。
 そんなことも多少、考えにあるからでもあります。

では、また。
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駒サロンは3月31日

2018-02-19 02:47:26 | 文章
2月19日(月)、天候不明。

次回の「駒サロン」。
3月31日に開催することにします。
加茂では、丁度、桜が満開かと。
スタートは13時30分。
いつものように「ワイワイがやがや」と。
いろいろ話題をお持ちください。

16寺30分からは、食事会。
費用は、5000円。
今度は、もう一つのお寿司屋さんで。
終了は、19時予定です。

まだ、ひとつき以上先ですが、ふるってのご出席をお待ちします。

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駒の写真集

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