昨夜、ある方から質問がコメントで寄せられました。次の通りです。
蒔絵盤に関する疑問
東京のサントリー美術館で行われている 「遊びの流儀 遊楽図の系譜」にて 葵・浮線菊紋散唐草蒔絵碁盤・将棋盤・双六盤を 単眼鏡を使って細部を鑑賞してきました。 帰りに徳川美術館様にも立ち寄って 菊折枝蒔絵碁盤・将棋盤も観てきました。 気づいた点に関して幾つか教えて頂けないでしょうか?
1)葵・浮線菊紋散唐草蒔絵の盤は劣化が生じ、 目盛り線の剥離がありました。 剥離した跡には明らかにV字に彫った跡が見えました。 菊折枝蒔絵の盤は目盛りの剥離は見られませんでしたが これもいわゆる「彫り駒」仕様に見えました。 こういった彫り駒あるいは彫り埋め仕様の 盤師が彫刻を施すといった製法もあったのでしょうか?
2)葵・浮線菊紋散唐草蒔絵の盤のみでしたが 目盛りの星が、まるで赤いマジックで点を打って 少し滲んだような質感でした。 星のみ赤という仕様は他にも例はあるのでしょうか?
3)菊折枝蒔絵将棋盤と一緒に展示されている 駒は確かに水無瀬兼成さんの書体に似ていて、 しかし、清安の「花押」(?)が駒尻に入っていました。 当時の一流の書家が水無瀬兼成さんの書を 模して制作したという可能性は無いのでしょうか?
4)江戸の書き駒は現代の盛り上げ駒みたいな 仕上がりになっているものと思っていましたが 文字は木地とツライチの彫り埋めみたいに見えました。 見る角度の問題なのでしょうか? それともそういう漆で書かれているのでしょうか?
以上の質問について、夜にでも間違いがないように、図録を見ながら私なりの見解を述べさせていただきます。
駒の写真集
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