熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

象牙の駒

2021-04-15 19:38:03 | 文章

4月15日(木)、晴れ。
寒さは平年並み。

木々には青葉。眼に優しい季節になりました。
毎日やっていることは、いろいろ。
そのうちの一つが、象牙の駒づくり。
400年前に作られた水無瀬駒の復元を400年前の手法で目指しています。
まもなく映像でご覧いただける状況になりつつありますが、もうしばらくかかります。

その前に、400年前の水無瀬駒の中に象牙製の駒が作られたことを知ることができます。
それは水無瀬家で綴られた「将棋駒日記」で、これは、関ケ原の戦いがあった1600年を挟む1590年から1602年まで、13年間の水無瀬家での駒づくりの記録で、この期間に735組の将棋駒が作られたことが記されています。そのほとんどはツゲ駒なのですが、わずかにツゲ以外の素材、白檀や桑、そして象牙製の駒が作られたことがわかります。
特に、象牙製の駒は5組と、限定された数でありました。

(この続きは、明日以降に)

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駒の写真集

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