熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

漆筆は「たっぷりと」

2021-04-29 12:46:08 | 写真

4月29日(木)、雨。
昨日、「たっぷりと」関連で、コメントをいただきました。
それについてはコメントで返事しましたが、少しフォロウしておきます。
「たっぷりと」は、駒文字を書く筆に、たっぷりと漆を含ませることの気持ちを表しております。
その結果出来上がった駒は、写真で分かること分からないことがありますので、実際に出来上がった姿をご覧いただくのが最上だとは思っています。
さて、「たっぷりと」を映像でご覧いただきます。

筆が2本、手前が「たっぷり」で、もう1本は筆先にホンの少し漆を付けただけのもの。
漆で駒の文字を書いたり盛り上げたりの筆使いは、人によってさまざまでしょうが、私の場合は駒を逆さにしたりして文字の形をなぞる、いわゆる看板書きのようにするのではなく、正対した姿で自然に文字を書くように心がけます。
それが活き活きした文字を書く基本だと認識して、漆で文字を一気に書くためには、漆をたっぷり含ませておくことが不可欠なのです。
「たっぷりと」は、この時の気持ちと姿を表現しました。

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駒の写真集

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