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熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

「ちょっと盛上がった彫埋め駒(錦旗)」(再掲)

2021-06-21 05:20:33 | 写真

ーー6月18日(金)に掲載していた分ですが、冒頭で、「本日の映像は・・・」と謳っておきながらアップを忘れていましたので、映像を付けて再びアップいたします。ーー

本日の映像は、先月から手掛けている「ちょっと盛上がった彫埋め駒」。
書体は錦旗。
首都圏にお住いのSさんのリクエストで制作して、このほど完成真近かの段階になりましたのでアップ致します。
今回の材はクライアントから支給の御蔵島ツゲ柾目。写真ではわかるかなあ、よく見るとどれも薄い斑模様が入っています。

ところで、「ちょっと盛上がった彫埋め駒」は、昨年、初めて作りました。
彫埋め駒は、駒は盤に打ち付けたとき「ペタペタ」という感じがします。なので、差し心地がもう少し良い感じにならないかなあと、何気なく考えることがありました。
そこで思いついたのが、盛上げ駒とまでは行かなくても、文字を「ちょっとふっくらとさせた状態に仕上げる」ことでした。

いろいろ試行錯誤して到達したのが、価格は「彫埋め駒」でも、文字はこれまでのような無味平坦ではなく、指先の感覚はふっくら。
つまり、漆は木地の表面からほんの少し、感覚的には5/100ミリほどでしょうか、その程度ふっくらさせた彫埋め駒の実現であり、そのような指し心地を志向した作品であります。

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