もういくつ寝るとお正月・・・・
もういくつ寝ると夏休み・・・・
もういくつ寝ると遠足・・・・・・
こども時代は明日への夢と希望がいっぱいだった。
やりたいこと沢山あって
行きたいところ沢山あって
未来が有限だなんて考えることもなかった。
それがどうだろう・・・。
「老人性ドライアイ」「老人性狭窄症」などと診断され
やりたいことも少なくなって
行きたいところへも億劫になって
視野もだんだん狭くなり
新しいことが面倒になって
〈うれしさも中くらいなりおらが春〉
などとうそぶいてみたり
つくづく、「少年老い易く学成り難し」である。
巷ではクリスマス一色。
今年こそサンタを見定めようと眠い目をこすりながら
眠ってしまった日々のことが
つい昨日のようでもあり
はるか時間の彼方のようでもある。
それでも尚、
ラジオからクリスマスソングが流れてきたり
ようやく書き終えたばかりの年賀状の束を撫でていると
かつての少年のように
体の芯に温かいものが沸いてくる。
猫飯の霙和えにてさうらばや やす