ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

うれしい顔、なつかしい顔

2008-01-07 10:14:19 | 日記・エッセイ・コラム

ひとり一人の顔を思い浮かべながら
頂いた年賀はがきを読んでいる。

ついひと月前、一緒にパスタを食べたひとから。
もう十年も会っていないひとから。
あるいは遠い海のにおいがしたり
古い町並みの音が聞こえてきたり
それぞれ思いの込められた年賀状を読むのは
元日のはじめの楽しみである。

年賀状を貰って怒り出す人はいないだろう。
一時、合理化対策の一環として
年賀状を自粛しようという意見もあったが
そこまで頭ゴォリゴォリにならなくとも・・・・
50円で済む年に一度のうれしいご挨拶
大いに活用したいと思う。

例年だと350枚ほど書くが
ことしは詩集の感想を戴いた方々への
御礼もあって400通になった。

新しい出会いはうれしいかぎりだが
毎年ひとりふたり、住所録に赤い線が増えるのはさびしい。

そっと、余白に添えられた自筆のひと言・・・・・
そのひとの笑顔が見える。


   真っ先に探すひとあり年賀状    やす